私はよく再放送のアニメを観ていたものですが、その中でもオープニングとエンディングの曲が好きです。そしてヒーローアニメの勇ましい曲よりもロマンティックさと憂いがあるような曲に惹かれたように思います。それは大人っぽさに憧れていたことによるものです。
今回はCity Hunterです。City Hunterはシーズンよって、OP、ED曲が変わりますが、私が特に惹かれたのはCity Hunter3です。OPは”眠れない午前2時”から始まり、子どもの頃からすると午前2時なんてどんな世界なんだろうと思ったりして大人ってすごいなと思ったりし、大人への憧れをより加速させられた曲です。
そして、EDはさらにすごかったです。
歌詞で”もう 口紅変えても ときめかないのよ”ときたものです。これには衝撃を受けました。口紅を変えることでどのように自身に変化があるか、もしくは相手方への影響があるのか不確かな歌詞です。このあいまいさが大人を感じさせるものでした。さらに”火の玉のような朝日をみにいく旅へ”という歌詞でも、子どもには想像がつかない世界を感じさせるものでした。”羽のように舞い上がるわ空へ”ともあり、伸びやかさもあって、絵は暗いのですが、香織のセクシーな姿態がマッチしていています。このように大人への憧れを背伸びしてのぞき込むような感覚で曲と絵を楽しんでいたように思います。
それではきいてください、熱くなれたら / 鈴木 聖美
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