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またですか? 33名のバンドネオンソロ祭り!

外道です。
今回はバンドネオン情報です。

当サイトの過去の記事、
32名のバンドネオンソロ祭り
で紹介いたしましたOri-Gen (オリゲン)というニューヨークの団体がまたしてもバンドネオンソロ動画祭りを開催いたしました。

各バンドネオン奏者の動画を1つにつなぎ合わせたものです。

FESTIVAL SOLO BANDONEON 2

第2弾ですね。
やはりバンドネオンはソロに限る!(個人的意見です)

バンドネオン奏者の選定は Pablo Aslan氏と Jenaro Briñon氏によるものだそうです。

早速見ましょう。


で、こちら演奏者のリストになります。

アルファベット順なのね。お気に入りのバンドネオン奏者見つかりましたら検索にご利用ください。

長い動画なんだから時間指定リンク貼って欲しいです。
本当、気が利かねえな~

しょうがないので筆者が貼っておきます。
曲名クリックで開きます。


演奏者 (出身地)
[曲名] , 作曲者 – 編曲者
——————————————————————————


Alejandro Bruschini (Salta, Argentina)
「TOMO Y OBLIGO」, 作曲 Gardel – 編曲 Romero

Andreas Rockseth (Trondheim, Norway)
「CANARO EN PARIS」, 作曲 J. Caldarella – 編曲 J. Scarpino

Carlos Corrales (Avellaneda, BsAs, Argentina)
「CUANDO TALLAN LOS RECUERDOS」,作曲 Rossi – 編曲Cadícamo

Carlos Quilici (Arroyo seco, Rosario, Argentina)
「MILONGA P´AL FLACO TELL」, 作曲 C. Quillici

Chino Molina (Buenos Aires, Argentina)
「JOAQUIN Y MANUEL」, 作曲 Ch. Molina

Claudio Constantini (Lima, Perú)
「LA RAYUELA」,作曲 Julio de Caro

Damian Torres (Corral de Bustos, Cba, Argentina)
「NICO (Dedicated to Nicolas Ledesma)」,作曲 D. Torres

Daniel Ruggiero (Buenos Aires, Argentina)
「MI TANGO TRISTE」,作曲 A. Troilo

Daniele Di Bonaventura (Fermo, Italy)
「EL CHOCLO」, 作曲 A. Villoldo

Douglas Schmidt (British Columbia, Canada)
「VARIATIONS ON 2 NOTES OF ASTOR PIAZZOLLA」,作曲 D Schmidt

Eleonora Ferreyra (Quilmes, BsAs, Argentina)
「MARGARITA GAUTHIER」,作曲 Mora – 編曲 Nelson

Eojin Lee (Seoul, South Korea)
「TIEMPO ESPERADO」,作曲 N. Marconi

Fabio Furia (Milano, Italy)
「QUEJAS DE BANDONEON」,作曲 J. De D. Filiberto

Franco Bruschini (Buenos Aires, Argentina)
「SUR」, 作曲 Troilo – 編曲 Manzi

Guillermo Mansilla (San Eduardo, Sta Fe, Argentina)
「ZAMBA DE LA CANDELARIA」,作曲 E. Falú

Gabriel Rivano (Buenos Aires, Argentina)
「POR LOS CIEN BARRIOS PORTEÑOS」,作曲 G. Rivano

Hugo Satorre (Buenos Aires, Argentina)
「RECUERDOS DE BOHEMIA」,作曲 E. Delfino – 編曲 M. Romero

Jean Baptiste Henry (Boulogne-Billancourt France)
「VIEJO CIEGO」,作曲 S. Piana – 編曲 C. Castillo

Joaquin Alem (Olavarria, pvcia de Buenos Aires)
「CASA」 ,作曲 J. Alem

Joaquin Beniteaz Kitegroski. (Oberá, Misiones, Argentina)
「MANO A MANO」,作曲 C. Flores – 編曲 C. Gardel

Louise Jallu (Genevilliers, France)
「MI REFUGIO」,作曲 JC Cobián

Marco Blandon (Medellin, Colombia)
「POR UNA CABEZA」,作曲 Gardel – 編曲 Le Pera

Mikael Augustsson (Motala, Sweden)
「MELANCOLICO」,作曲 J. Plaza

Nestor Vaz (Florida, Uruguay)
「PA QUE BAILEN LOS MUCHACHOS」, 作曲 A. Troilo – 編曲 E. Cadícamo

Pablo Jaurena (Río Tercero, Cba, Argentina)
「PEDRO Y PEDRO」,作曲 A. Piazzolla

Paolo Russo (Pescara, Italia)
「O GOLFINHO AZUL」, 作曲 P. Russo

Raúl Jaurena (Montevideo, Uruguay)
「PARA VOS Y PARA MI」,作曲 R. Jaurena

Renato Venturini (Formosa Argentina)
「MI REFUGIO」,作曲 JC Cobián

Koh Sangji (Seoul, South Korea)
「SIN VUELTA DE HOJA」, 作曲 T. Castro

Santiago Cimadevilla (Buenos Aires, Argentina)
「LA POMEÑA」,作曲 G. Leguizamón – 編曲 M. Castilla

Satoshi Kitamura (Tokyo, Japan)
「SUR」,作曲 Troilo – 編曲 Manzi

William Sabatier (Issoire, France)
「UN FUEYE EN PARIS」 作曲 L. Federico

Walter Rios (San Eduardo, Santa Fe, Argentina)
「INVIERNO PORTEÑO」 作曲 A. Piazzolla




有名なバンドネオン奏者大集合って感じですね、楽しいです。

お、自作曲弾いてる方もいますね、良し!
新品バンドネオン愛用者もチラホラ!

しかし、演奏動画なのに前後の余韻無しでパッパと次行くんすね。
ちょっとぉ、バンドネオン奏者や音楽への愛が足らないんでないの?

Ori-genはいつか筆者にもちゃんと声かけるように!
第 xx回になるか知らんけどっ!


以上

バンドネオン奏者 パオロ・ルッソ氏 その3

外道です。

前回申し上げた通り、
バンドネオン奏者 パオロ・ルッソ(Paolo Russo)氏は、2020年5月21日から
デンマークのイタリア文化研究所のWebサイトに音楽コラム「GOCCE di MUSICA 2020」を掲載しております。

Paolo氏の音楽の世界を説明した動画コラムで全12話。
これらの動画はPaolo氏のYoutubeにアップされております。

今回は7話~12話を概要とリンクを紹介いたします。
興味ありそうな動画だけでも閲覧してみてください。おもしろいので



EPISODE 07 – Eskar Trio meets Paolo Russo
https://www.youtube.com/watch?v=fojaQWpL204

たまには変拍子を試したくなります。例えば、5/4拍子。
これに2拍子追加すると7/4拍子、これは2+2+3で考えます。
さらに2拍子追加で9/4拍子、2+2+2+3です。

バンドネオンソロの場合、伴奏と「グルーヴ」のサポートの役割を左手側で行い、右側はメロディーを表現し、即興を行い、左手側の音に和音を追加したりすることは非常に自然です。

Paoloは2017年からESKAR TRIO(クラシック音楽を演奏するデンマークのトリオ、ヴァイオリン、チェロ、ピアノからなる)とコラボレーションしています。タンゴからジャズ、即興、新古典主義の回想まで、さまざまなスタイルを試しています。

3:17から Paolo Russo – 「Contradanza」
7/4拍子で作られた曲
(2018年8月にコペンハーゲンのGlyptothequeでの演奏動画)



EPISODE 08 – IMAGINARY SOUNDTRACK (架空のサウンドトラック)
https://www.youtube.com/watch?v=9eNhwWlsW4k

第5回では、ニノロタの音楽がフェリーニの傑作をいかに飾るかを紹介しました。が、今回は映画のないサウンドトラックです。

映画では、音楽は制作の最終段階で追加される要素であり、ほとんどの場合、ストーリーを伝えるイメージに付随する役割で、キャラクターを強調したりします。

ただし、音楽には既にそれだけで優れた表現力があることを忘れてはなりません。音楽は感覚を刺激し、感情を喚起するだけでなく、知性を刺激し、想像力を解き放つことができます。


Paoloは「IMAGINARY SOUNDTRACK」を作曲するとき、このような伝統的な秩序を破壊する試みとして、まず最初に音楽を配置し、それを物語の視点の中心としました。

これにより、リスナーが物語を自由に想像することを可能とするのです。


EPISODE 09 – Lelo Nika
https://www.youtube.com/watch?v=UQ7kd_yTsV8

即興、特にライブパフォーマンス中での即興演奏は、ミュージシャン同士がステージ上で楽器と直接または自発的に、会話のように、またはゲームのように挑発的で遊び心のある方法で対話することが自然です。

これは「相互作用」と呼ばれ、ほとんどテレパシーのコミュニケーション、エネルギー交換、共謀しているような見た目のように構成されます。

レロニカ氏は並外れた才能を持つアコーディオン奏者、作曲家、プロデューサーです。

レロは、わずか4歳でアコーディオンに入門し(想像してみてください!)、その後素晴らしいキャリアを築き、世界中で最も権威のあるステージで演奏するようになりました。

演奏動画ではカルテットで私の曲が本当に素晴らしいリズムセクションで表現されています。

コントラバスはThomas Fonnesbæk氏、ドラムはMarcello Di Leonardo氏。そして私たちの相互作用の自発性による即興演奏だけでなく、アコーディオンとバンドネオンのサウンドのの違いがお分かりいただけるものと思われます。



EPISODE 10 – Wayne Shorter – Footprints (フットプリント)
https://www.youtube.com/watch?v=4JtsVJ2SZfA

Paoloはここ数年の音楽活動の大半をバンドネオンの研究に費やしてきました。その間、数多くのビデオを制作したり、バンドネオンソロ専門の一連のアルバムをリリースしました。


Vol.1は、お気に入りのジャズスタンダードのいくつかの解釈に焦点を当てています。バンドネオンという楽器にとって非常に珍しいレパートリーです。自由に、直感的に、そして自発的に演奏および解釈がされます。

Vol.2は、タンゴ、マズルカ、バルカンからブラジルのリズム、バラードからなる自作曲 10曲。このアルバムのアンソロジーの本も制作しました。ライナーノーツは、偉大なネストル・マルコーニ先生に書いていただきました。

Vol.3も完全に自作曲で構成されており、作曲と即興演奏がミックスされてたもの。デンマークの北のシェールランド(North Zealand)の森の静寂でしばらく過ごすことでインスピレーションを得ています。



EPISODE 11 – PLAYGROUND
https://www.youtube.com/watch?v=bfbZE9forZ8

バンドネオンとピアノを一緒に演奏することは非常に楽しくやりがいのあることですが、各楽器は片手だけしか使えないので演奏の制約があります。ライブパフォーマンスに関してはです。

オーバーダビングとマルチトラックレコーディングを使用することで、同じミュージシャンが2つ以上の楽器の音を同じ曲で演奏できます 。

今回は、2020年夏にリリースされる私の最新のアルバム「PLAYGROUND」の最初の曲 ”Schisseando ”をご紹介します。ピアノとバンドネオン両方の楽器を楽しく演奏しています。



EPISODE 12 – JAZZ TRIO (ジャズトリオ)
https://www.youtube.com/watch?v=7u4aUQuWX74

最終回です。

コントラバスとドラムは、ジャズトリオの2つの基本要素です。
これらはリズムセクションの中枢となるため、ソリストが解釈や即興の際、自由に動きやすいのと同時に、自発的かつ創造的に相互作用(互いに即興演奏)することができます。

ジャズトリオでの演奏中、Paolo氏はピアノとバンドネオンを交互に入れ替えるのが大好きです。今回の演奏動画はバンドネオンとのトリオです。

Antonio Carlos Jobim & Chico Buarque -「Retrato em branco e preto」
(アントニオ・カルロス・ジョビンとシコ・ブアルキの合作「白と黒のポートレート」)



今回も通しで全部見ちまいました。
PaoloさんはJazzだけでなくブラジル音楽かなりお好きのようですね。

また来年もこのビデオコラムやるんでしょうか? 楽しみです。

以上


バンドネオン奏者 パオロ・ルッソ氏 その2


バンドネオン奏者 パオロ・ルッソ氏は、2020年5月21日から
デンマークのイタリア文化研究所のWebサイトに音楽コラム「GOCCE di MUSICA 2020」を掲載しております。



Paolo氏の音楽の世界を説明した動画コラムで全12話。
これらの動画はPaolo氏のYoutubeにアップされております。

バンドネオンへの興味はさておき、非常に面白くて勉強になりますので見てみてください。英語の字幕があるので安心です。

いずれの動画も、
「Paolo氏のありがた~いお話 → 演奏動画 or 曲紹介」のような流れになっております。

アルゼンチンタンゴにしか興味がない方は今回の記事はお呼びではないです。速やかにブラウザの「戻る」ボタンを押してとっとと帰ってください。

ここでは私、外道が日本語で概要をまとめます。
とりあえず6話まで紹介、残りは後日。



EPISODE 01 -「O Golfinho azul」
https://www.youtube.com/watch?v=k5oeh84rfFE

お話 :バンドネオンについて
曲紹介:「O GOLFINHO AZUL」(青いイルカ)というタイトルのバンドネオンで作曲、演奏がされたもの。アルバム「OVERLAND」収録。
演奏動画はジャズトリオ版



EPISODE 02 – 即興について
https://www.youtube.com/watch?v=JfywgwULskI

即興はジャズだけのものではありません。シューベルトやショパンだけでなくモーツァルトやバッハも優れた即興演奏者です。ジャズの誕生にはアフリカ音楽の影響が大きいので、リズムが支配的かつ重要な要素になっています。



EPISODE 03 – Bandoneon Concerto N. 1 (バンドネオン協奏曲1番)
https://www.youtube.com/watch?v=f8Y1eKYBs6o

バンドネオンは完成度の高い楽器です。バイオリンのようなメロディー、オルガンのようなフルコード、チェロまたはコントラバスのような伴奏を演奏できます。にもかかわらず、他の楽器と組み合わせても良く評価されます。

この協奏曲は3つの楽章から成っており、家族の愛情という点でかなり微妙な時期に作曲しました。そのような状況ではよくあることですが、音楽は必然的に、創造的なプロセスの期間中に経験された強烈で変動する感情を反映する傾向があります。

第1楽章:差し迫った逆境に直面することを望んでいるかのように、勇気をもって対応する様子を表現。

第2楽章:瞑想的で反射的な性格をゆっくりとしたボレロの形で示し、内面の強さと静けさを探ろうと試みている。

第3楽章とエンディング:困難の克服と生きる喜びの祝福を表現。



EPISODE 04 – Johann Sebastian Bach(ヨハン・セバスチャン・バッハ)
https://www.youtube.com/watch?v=3lz0H12MfLc

音楽の歴史の中で最も重要な作曲家の1人を選ぶとするなら、J. S. BACHと言うでしょう。

– 中略 –

今回のバンドネオンは、アルゼンチンタンゴの演奏ではなく、元々の機能であるドイツのプロテスタント伝統の携帯用オルガンに戻ります。



EPISODE 05 – Federico Fellini/Nino Rota (フェデリコ・フェリーニ / ニノロタ)
https://www.youtube.com/watch?v=__FNCqWQxTo

2020年は「映像の魔術師」の異名を持つイタリアの映画監督フェデリコ・フェリーニの誕生100周年です。

愛、美しさ、情熱、そして裏切り、悪意、そして苦しみ。時間。
これらの感情は、イタリアの作曲家ニノロタの素晴らしい作品を通じて、彼の映画の物語に付随する音楽に強く共鳴しています。

数年前、Paolo氏は「Fellini Goes Jazz」プロジェクトを結成し、フェリーニ映画のサウンドトラックに敬意を払いつつ再解釈。

その結果、2013年のコペンハーゲンジャズフェスティバルで、歴史的なジャズクラブ、モンマルトルでライブ録音された五重奏のアルバムが生まれました。(Paolo氏はピアノ担当です。)



EPISODE 06 – Baldassarre Galuppi (バルダッサーレ・ガルッピ)
https://www.youtube.com/watch?v=6wBA3vlN2jU

バルダッサーレ・ガルッピはイタリアのブラーノ島(ヴェネツィア、1706年)生まれの作曲家

非常に多作で、100を超える“opera seria”(オペラセリア)と“opera buffa”(オペラブッファ)作品、約20の“Oratori”(オラトリ)、ハープシコードをはじめとした他多数の楽器の作品を作曲。

バロック時代の音楽とジャズには多くの共通点があり、Paolo氏はイタリアのチェンバロ音楽を研究し、アルバム制作をした。

演奏曲はバルダッサーレ・ガルッピ作「Dramma giocoso」(遊び心のある(おどけた)ドラマ)



いやー、おもしろいですね!
通しで全部見ちまいました。

演奏動画でPaoloの手元が見えるのは楽しいです。
あと、個人的に動画イントロのシンセサイザーの音が好きです。


以上
(その3に続く)

バンドネオン奏者 パオロ・ルッソ氏 その1

外道です。
今回は筆者好みのバンドネオン奏者を紹介します。

パオロ・ルッソ(Paolo Russo)氏です。

Paolo Russo氏 (デンマーク)

パオロ・ルッソ(Paolo Russo)は、1969年 共和国アブルッツォ州ペスカーラ生まれの演奏家(ピアノとバンドネオン) 兼 作曲家。

自身の演奏活動のみならず、演劇、映画、テレビ等の音楽を作曲、プロデュースしている。

Paolo Russo公式サイト
https://www.paolorusso.com/


Paoloのキャリアはピアノ奏者から始まった。
1993年にペスカーラのルイサ・ダヌンツィオ音楽院(Luisa. D’Annunzio Conservatory)をクラシックピアノで卒業。1995年にニューヨークのリッチー・ベイラッハ(Richie Beirach)に師事。

イタリアにはプロのミュージシャンでさえ音楽を趣味でやっていると勘違いされがちな社会的背景があると不満を感じ、さらに新しい刺激を求めたPaoloは、1996年(27歳)からデンマークの首都コペンハーゲンに在住し、2002年にコペンハーゲンの名門であるリトミスク音楽院(Det Rytmiske Musikkonservatorium)をジャズピアノで卒業。

2000年にバンドネオンを初めて聞いたPaoloは、その独特のサウンドと存在感に魅せられ、2001年に32歳と比較的遅い年齢でライニッシュ式配列(Rheinische Lage)のバンドネオンを開始。

その後、Paoloはバンドネオンの演奏技術をアルゼンチンでも学んでおり、2004年と2013年には偉大なバンドネオンの巨匠として知られるネストル・マルコーニ (Nestor Marconi)氏に師事。

その後は、ヨーロッパ全域だけでなく、グリーンランド、フェロー諸島、ロシア、イギリス、日本、タイ、モザンビーク、タンザニア、アルジェリア、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、米国、キューバでも演奏。

ソリストとしては11枚のアルバムをリリースしており、2020年はさらに2枚の新しいアルバムをリリース予定。

2017年に出版された彼の作品集
「Bandoneon Solo Vol.II-ORIGINALS」は、ネストル・マルコーニ (Nestor Marconi)氏によって傑作と称えられた。
筆者もバッチリ購入済!

https://zinazinettimusic.bandcamp.com/album/bandoneon-solo-vol-ii-originals


マルコーニ氏の言葉
“… a different proposal that enriches and adds new challenges to the technique of the bandoneon: it’s a masterpiece”

訳「バンドネオンのテクニックに新たな挑戦を加え、それを豊かにする異なった提案:まさに傑作です」




以下、筆者チョイスの演奏動画です。
バンドネオンソロ好きにはたまりません、必見!

“Viking Tango” Paolo Russo – Bandoneon Solo
https://www.youtube.com/watch?v=4PztliRakCk



“Nanè” (P. Russo) – Paolo Russo Bandoneon solo
https://www.youtube.com/watch?v=naerm0LzVoY



“Contradanza” (P. Russo) – Paolo Russo Bandoneon Solo
https://www.youtube.com/watch?v=uH8J76kwYHY



“Radio Tirana” (P. Russo) – Paolo Russo Bandoneon solo @ Torino Jazz Festival 2016
https://www.youtube.com/watch?v=6×1-LZ3C3IA


2020年4月、Paolo氏はStrumentie & Musica.comの取材に対し、

「バンドネオンは私の内面を表現するのにとても適している」

「スタイルやジャンルによって課される制約に関係なく、感情やアイデアが現れて形を作る。私は作曲の過程が大好きだ。」

「ピアノが作曲家としての中心的な要素を占めてはいるが、バンドネオン演奏の断片からもインスピレーションを生ずる。」

「他の人の音楽を演奏してもかまいませんが、オーケストラやアンサンブルでの活動は主に自作曲を提案するようにしている。」

「コペンハーゲンはとても心地よい街です。が、今のところ永住するかどうかまでははっきりしていません。」

等と述べている。

以上