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バンドネオンが12万円? それ、50年前の話です

外道です。

今は存在しない「ラティーナ」という雑誌
インターネットで各々が欲しい情報得られますので、役割を終え休刊となっておりますが、

ラティーナオンライン
http://latina.co.jp/

「中南米音楽」から「ラティーナ」へ
https://nipo-brasil.org/archives/17202/


昔は「中南米音楽」という名称の雑誌でした。(私が生誕前の話ですが)

主にタンゴの記事を中心にフォルクローレ、サンバ、あとは、ギターやバンドネオンの講座、ステレオの買い方など紹介されておりました。

1968年の「中南米音楽」の背表紙に谷口楽器の広告が載っていたのでこちらをご覧ください。

この広告には「アーノルド製のバンドネオン 120,000円と謳われております。

昭和40年の1万円を、今のお金に換算するとどの位になりますか?
https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/history/j12.htm/

この日本銀行のページによると

消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)
102.3(令和2年)÷28.2(昭和43年)≒ 3.62倍

これ即ち、
昭和43年(1968年) 当時の 10,000円が
去年(令和2年、2020年)の 36,200円の価値に相当する
ということになります。


ここだけ見るとあまりピンときませんが、下記サイトによりますと

年次統計 – 大卒初任給
https://nenji-toukei.com/n/kiji/10021

1968年 当時の大卒の初任給平均額 月給 30,600円とありますので、
120,000円のアーノルド(Alfred Arnold)製バンドネオンを購入するには約 4ヶ月分の給料相当が必要になります。

あれっ、今の感覚と同じですね。


アルゼンチン仕様
戦前(1st Type、2nd Type) Alfred Arnold製バンドネオン
全調律済、コンディション良好

であれば私の認識では現在の相場こんな感じです。

無地   650,000 ~ 700,000円
部分螺鈿 800,000円前後
総螺鈿  900,000 ~ 1,000,000円超


さて、2020年の厚生労働省の調査によりますと
大卒の初任給の平均額は 226,000円

226,000円 × 4ヶ月 = 904,000円

おっと、約 4ヶ月分の給料相当でバンドネオンが買える状況は同じです。実際にはこれに社会保険料やら所得税やらが襲い掛かります、チクショー!

それでもなんとか総螺鈿のバンドネオン買えるじゃないですか!
買えるチャンスが少しずつ減っているのは間違いないですけど!


消費者物価指数 3.62倍の部分だけ考えると、
1968年の120,000円 → 2020年の434,400円に相当
となりそうですが、これはあくまでも円の話です。

総螺鈿のバンドネオン 904,000434,400 = 470,000円

この 470,000円の値上がりはバンドネオンの楽器としての希少価値です。恐ろしや!



これには納得しているのに
ビックリマンチョコが発売当初 30円 → 現在 80円(税抜)
になっている件にはイマイチ納得していない筆者。

さすがにもう興味ないですが、たまにコンビニで見かけます。
高っ!

ビックリマンチョコの販売価格とシールサイズの推移、歴史まとめ
https://bikkuriman.zonosite.com/2019/01/12/post-733/



ちなみに 谷口楽器は今も存在します。
たまにバンドネオンが入荷するかもしれませんので近くの電柱で張り込んでください。

谷口楽器オフィシャルウェブサイト
https://taniguchi-gakki.jp/


ところで「タンゴの心」は幾らで買えますか?
いや売ってねえんだな、これが!

持っている人は大事にしましょう。

以上

バンドネオンしているのにこの本買わない? …お前、もう船降りろ

外道です。
バンドネオン奏者の小松 亮太 氏が楽しい書籍を執筆されました。

「タンゴの真実(The Truth of Tango)」です。
略して「TToT」です!

筆者はこの本が 楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで楽しみで 、Amazonで予約して2021/3/26に手元に届いてバッチリ読みました。

帯の「細野 晴臣」のフォントがでかすぎて一瞬混乱します。
ところで細野さん、この本ちゃんと読みましたか?


小松 亮太 – タンゴの真実

Amazonリンクです。

出版社:旬報社
発売日:2021/3/26
言語:日本語
単行本:431ページ

[目次]
第1章 「情熱のタンゴ」は本当か
第2章 歴史をひも解くトウモロコシ
第3章 名曲か名編曲か、それが問題だ
第4章 タンゴのリズムの超基本
第5章 バンドネオンって何だ?
第6章 タンゴ黄金時代の創造神たち
第7章 タンゴダンスは華麗じゃない
第8章 功罪のコンチネンタル・タンゴ
第9章 ドイツ東西バンドネオン狂騒曲
第10章 独断で綴る巨匠たち
第11章 門外漢たちのタンゴ徹底解剖
第12章 忘れるなウルグアイのタンゴ
第13章 ピアソラを愛しすぎる人たちへ
第14章 アウトローたちのバンドネオン
第15章 秘話と逸話のドイツ・バンドネオン業界
第16章 タンゴを愛した意外な面々
第17章 日本にタンゴがやって来た
第18章 140年間の最大の謎に迫る




さて、ネタバレにならない程度に感想を。

目次を見ていただくとお分かりいただける通り、やや過激な内容になっております。ちなみに本書、音源などがQRコードで用意されており充実しております。

個人的には小松さんの妄想が混入する部分がかなり面白いです。
「妄想」である旨はちゃんと記載がありますが、海外の専門家が読んだら高確率でご立腹されるでしょう。

門奈 紀生 氏など国内で活躍されているバンドネオン奏者に本書が一切触れられていない件は外道ながらお察しいたします。

第10章の一部と第14章は、海外の有名バンドネオン奏者のごく一部に対しやや辛辣な評価がされておりドキドキします。とくにディノ・サルーシ氏あたり強烈でした。誰か翻訳してご本人に読ませてあげてください。


バンドネオンの歴史に関しては、私が到底踏み込めないような細かいところまで調査されているようで凄いです。伊東 章好 氏という我が国トップクラスのバンドネオン研究者も本書執筆にご協力されたようです。

新知見も得られましたし、このような本が読めて嬉しいです。(ドイツ方面どのくらい裏を取ったかはさておき)


本書、私とは調査の領域が競合しない部分があります、とくに「新型バンドネオン事情」に関して小松 氏はあまりご興味がないのだなと率直に思いました。

日本でもプロの奏者がバンドネオン製作者に対し、積極的に意見やダメ出しをしてPDCAを回していただけたら今後バンドネオン業界が面白いことになりそうなのですが、既に新しいバンドネオンにウンザリしている可能性もありますのでそれはそれで仕方ありません。


さて、個人的にこの本で最も響いたのは 第15章の 356ページあたりです。

戦前戦中のドイツのバンドネオンクラブのメンバーがバンドネオンを「日常からの離脱」の手段としていると発言している件です。

政治的な保身のための表向きの発言ではありますが、これに関しては私の考えと全く変わりありません。

幸い私は炭鉱での労働に従事して居りませんが、確かに音楽は最高です。世の中の煩わしい事をひと時でも忘れてリラックスできますからね!

さて、そもそもタンゴやバンドネオンに興味がある方は、この本以前の「タンゴ」「バンドネオン」関連の書籍を一通りチェックしているのでしょうか。

今回の小松氏の本「TToT」を読んだだけでなんとなくわかった気になってはいけません!

私、外道はアルゼンチンタンゴやアストル・ピアソラ氏への興味の薄さがバンドネオン野郎の中でトップクラスの人間ですが、実はタンゴ関連書籍を読んだり、名のあるタンゴ楽団のCDを目につく限り一通り購入して聴いたりはしております。

CDは「El Bandoneón」シリーズとか「A.M.Pタンゴ・コレクション」等いろいろありますが、楽団ごとにまとまったものを買って聴くと良いです。やや手に入りにくい楽団のものもありますがお気に入りの楽団が居りましたらなんとしても入手してください。

タンゴを聴くの初めてだという方にはごった煮のベスト盤も良いかもしれませんが、個人的には Orquesta Típica Victorをおススメします。

好きな楽団が見つからなかったら聴いてみてください。

Orquesta Típica Victor – 1926-1930 (El Bandoneón)



あと、小松 氏が本書「TToT」の中で紹介されております書籍も必読です。最低下記 2冊くらいは読まないと話になりませんので、Amazonリンク貼ります。

ただアルゼンチンタンゴの演奏を聴いて「今日もよかったわねえ!」ではなくて、調べて分かることぐらいの勉強は必要です。

高場 将美 – タンゴ100年史: 電子版 Kindle版

電子書籍がお好みでない方はこちら、
高場 将美 – タンゴ100年史 (上) 1980~1935
高場 将美 – タンゴ100年史 (下) 1936~1980

斎藤 充正 – アストル・ピアソラ 闘うタンゴ(青土社)
731ページです。分厚いですが、頑張って読んでください!
バンドネオンの説明部分は少ないですが的確な記載でした。


マリア スサーナ アッシ,サイモン コリアー – ピアソラ―その生涯と音楽 (叢書・20世紀の芸術と文学)
自称ピアソラ好きの方はこちらもご一読を。「TToT」内でもおススメされております。
著者のマリア氏はアストル・ピアソラ財団とブエノスアイレスの国立タンゴ・アカデミー理事です。




ここから先は「TToT」とは関係薄めですがご紹介です。
アルゼンチンタンゴがお好きな方はこちらも入手して読んでみてください。後生ですから買い逃しのないように!

大岩 祥浩 – アルゼンチン・タンゴ―アーティストとそのレコード

お気に入りの楽団や曲が見つかったらこれで調べるとハッピーな気分になれます。レコードの原盤番号も網羅!
527ページの凄い本ですが、もう中古でしか手に入りません。
幸いAmazonにまだ少しあります。

石川 浩司 他 – タンゴ名曲事典 894曲 (中南米音楽)

タンゴ評論家の石川 氏によるもはや伝説的な本です。
国内のタンゴ好きは必携の書と思われます。

タイトルの通り、名曲 894曲分の解説がされています。

Amazonには出品がありませんのでリンクが貼れませんでした、ヤフオクなどでも見かけません。古書店に行けば見つかるかもしれませんが、程度の良い物は 10,000円程度の出費を覚悟してください。残念ながら私好みの地味な曲はこの本にはあまり紹介されておりません。

今となってはTodotangoとか見た方が早いですけどね。
ん? Todotango開きませんね。逝きましたかね? おーい→メンテナンス中だったようで開きました。

http://www.todotango.com/

さて、どちらかというとバンドネオンの方に興味があるという方にはこちらがおススメです。読みやすいです。

舳松 伸男 – タンゴ: 歴史とバンドネオン

著者はバンドネオン奏者です。他のタンゴ書籍と説明が被る箇所ございますが良書です。ちなみに表紙の写真の青い楽器は練習用のEinheitsバンドネオンでアルゼンチンタンゴとはあまり関係ありません。


「タンゴ」「バンドネオン」関連の資料は他にもございます。キリがないのでこの辺で。専門用語がわかってきたら海外の物にも手を出すと吉です。



外道君は普段バンドネオンの調べ物をしているのに何で大先輩の執筆協力に名乗りを上げなかったのかって?

そりゃ、自分が調べた分の手柄も全部持ってかれるからに決まってるじゃないですか。

小松 氏に恨みはありませんが、ボランティアの趣味もございません。(外道)

とりあえず、本書「TToT」買って読んで勉強しましょう。

以上

またですね? 38名のバンドネオンソロ祭り!

外道です。
バンドネオン情報です。

Ori-Gen (オリゲン)というニューヨークの団体がまたしてもバンドネオンソロ動画祭りを開催した模様です。

FESTIVAL SOLO BANDONEON 3
これは各バンドネオン奏者の動画を1つにつなぎ合わせたものです。
第3弾です。

今回の演奏者は 38名、段々人数増えてきてますね。

やはりバンドネオンはソロに限る!

しかし、選曲もそうですが似たようなスタイルののっそりした演奏で正直マンネリしてきました。

あと、アルゼンチンの方多いですね今回。

レオポルド・フェデリコ(Leopoldo Federico)と
ファン・カルロス・コビアン(Juan Carlos Cobián)の曲ほんと好きねえ!


おっと、
BRUNO CABADAS氏 自作曲で良い感じ!
https://youtu.be/UwMtfjONeaw?t=57

CECILIA SEGURADO氏も自作曲で良い感じ!+後ろの犬が気になります。
https://youtu.be/UwMtfjONeaw?t=984

FERNANDO TABORDA氏も自作曲で良い感じ!
https://youtu.be/UwMtfjONeaw?t=2024

MOSALINIさん親子はDuoで参戦!
https://youtu.be/UwMtfjONeaw?t=2670

LUIS CARUANA氏も自作曲で良い感じ!
https://youtu.be/UwMtfjONeaw?t=3804

MICHAEL ZISMAN 聞いたことない曲です、おもしろいです!
https://youtu.be/UwMtfjONeaw?t=4411

OLIVIER MANOURY氏も参戦ですか!珍しい!
https://youtu.be/UwMtfjONeaw?t=5130



以上

[過去記事]
Ori-Gen – FESTIVAL SOLO BANDONEON 1 (第一回)
32名のバンドネオンソロ祭り

Ori-Gen -FESTIVAL SOLO BANDONEON 2 (第二回)
またですか? 33名のバンドネオンソロ祭り!

バンドネオンの閉じ弾き問題に就いて

外道です。

さて、クラシック音楽に真っ向から取り組むプロのバンドネオン奏者の方が、バンドネオンの閉じ弾きについて言及しておられるのを見つけました。

生水 敬一朗(しょうずけいいちろう)氏です。

補足です、バンドネオンの仕様に関して不十分な説明ではありますが、当サイトの過去 3つの記事をご一読ください。
バンドネオン? 何すかそれ
バンドネオンは、脳みそを4つに分割することを奏者に要求する。
バンドネオンのボタンレイアウトに就いて

ちなみに当サイトでは、

「引き」= 開き弾き
「押し」= 閉じ弾き
と扱うようにしております。


生水敬一朗 クラシカルバンドネオン奏者 – ややこしく面白い。
https://ameblo.jp/keibarletta/entry-12638000195.html

この生水 氏の記事はタンゴ業界のバンドネオン奏者にはまず書くことができない記事です。アルゼンチンタンゴにとって非常に都合が悪い意見だからです。

アマプロ問わずタンゴ業界のバンドネオン奏者にはスタッカートという伝統的な奏法があり、自身が受け継いだ楽器のほとんどに開き弾きが長年刻み込まれています。これはビンテージバンドネオンを手にする方ほぼ全員が直面することです。

ビンテージバンドネオンを所持した瞬間に音色が最強に強まった楽器が手に入るので愉快で最高ではありますが、メリットだけではありません。

練習を進めていくうちに「閉じ弾きをしてみたい」という自分の意志があっても、楽器がそれを許さないケースがあります。

楽器が奏者を支配する力はハッキリ言って絶大です。

開き弾きをするにあたって名器(機械なので名機と書きたい)であればなおさら抵抗は難しいです。練習を重ねて奏者と一体になってしまった場合、後からこれを変えることは容易ではありません。

「弘法筆を選ばず」言葉がありますが、達人は自分に合った道具(ここではバンドネオン)を慧眼で正しく判断して選んでいるはずです。


そもそも、以前のオーナーが開き弾きと閉じ弾きをバランスよく使用していれば、発音部であるリードの疲労度の差は生じにくいのですが、何十年も開き弾きばかりされていればご想像の通りです。

バンドネオンはアルゼンチンタンゴにより、開き弾きをするための楽器と成り果てたのです。ドイツで弾かれていた時代の物とは全く異なります。

この問題は非常に根深いです。しかも、100年前から続いている自然な流れなので誰も責められません。

また、現在の形のアルゼンチンタンゴが無ければバンドネオンはこの世から消滅していたものと思われます。私なんかはむしろアルゼンチンタンゴに感謝しなければなりません。


この、「世に存在するバンドネオン演奏が開き弾きが9割以上である件」は、アルゼンチンの中でも度々議題に上がります。毎回ちょっとしたケンカの原因になっています。おそらく何人か死んでるんじゃないですかね?

Klaus Gutjahr氏もおっしゃってましたが、開き弾き 9割というか95%です。残りの5%が閉じ弾き勢です。

こりゃもう、私の前回の記事の中の動画をご覧いただければ一目瞭然です。途中に休符があれば閉じ弾きする理由がないんだもの!

またですか? 33名のバンドネオンソロ祭り!

「開き弾き」あるいは「閉じ弾き」一方のみで演奏することは、
わかりやすく例えるとバイオリン奏者が弓を通常下げたり上げたりと交互に動かすところを、下または上だけで演奏するようなものです。
これらは本来一体でなければならないのです。

という意識で筆者はバンドネオンに取り組んでいるわけですが、
私のような雑魚キャラではなく、こうしたプロの立場の方がハッキリとおっしゃるならばすご~く説得力があるはずです。


おおっと、問題は解決していません。

「俺は自分の意志で閉じ弾きを試みている、しかし閉じ弾き時の音色がどうしても嫌なんだ」と楽器のせいにするなら、新品バンドネオンを買って己の手でバランスよく練習するしか道はありません。

ビンテージ楽器こそが元凶です。
あなたの新しい可能性を閉ざしているわけですから!

新品バンドネオンの購入方法については……..
ま、気が向いたら説明します。(うーん、我ながら外道!)


以上

やはり帽子はボルサリーノ!


外道です。

だいぶ涼しくなってきました。
もう少し寒くなったら帽子の出番です!


一口に帽子といっても、
「野球帽」「ベレー帽」「ハンチング帽」など様々な種類の物が存在しますが、筆者がおすすめするのは

創業1857年、イタリア アレッサンドリアの名門老舗
ボルサリーノ」のソフト帽(中折れ帽) です。


Borsalino(ボルサリーノ)日本公式オンラインストア
https://japan.borsalino.com/
日本の公式ページ


帽子と言ってもただ日差しを避けるわけではありません、うさぎの毛を使用した「ラビットファーフェルト」が暖かくて快適です。100年前の古臭い帽子だと思って甘く見てはいけません。

まだ買ってない方はお早めに。
今の時期に買わないとサイズがなくなってしまいます。寒くなってからでは遅いのです。


ソフト帽 上級者はビーバーの毛を使用したタイプも良いかと思います。110,000円!

お、ビキューナ毛を使用した帽子もあるみたいですね、130,000円!

ビキューナあるいはビクーニャ(Vicuna)はラクダ科の動物の中で最高級ウールとなる獣毛を備えています。毛はカシミヤより滑らかで細いです。



ソフト帽は紳士にはかかせないアイテムです。
なんと、これを被っていなければ紳士とみなされない厳しい社交場も世の中には存在します。

有名な愛用者は
マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)や
ジョニー・デップ(英: Johnny Depp)

あとは、

ハンフリー・ボガート(Humphrey Bogart)が有名です。

The Bogart by Borsalino
https://bogart.borsalino.com/
こちらはハンフリー・ボガートに捧げられたスペシャルコレクション特設サイトです。

クラウン(帽子のトップ部分)が高め、リボン幅がワイド(5cm)仕様です。身長が高い方に良さそうです。



ちなみにこのソフト帽、特にタンゴ人の方は必須アイテムです!
ボルサリーノでなくても構いませんが、形だけ真似た1万円弱の安物ではダメです!

ほら、カルロス・ガルデル(Carlos Gardel) 氏も被ってます。
ついでに楽しめる演奏動画も貼っちゃいます。



筆者が好きなバンドネオン奏者
ファン・マグリオ(Juan Félix Maglio (通称:パチョ(Pacho)) 氏も愛用者です。バッチリお召になられております。

音だけですが、おススメを貼っちゃいます。

結局、アルゼンチンタンゴ嫌っておきながら好きなんじゃねえかっ!
いえ、筆者が好きなのは一部だけですセーフ!




さて、サイズに関してですが
これは実店舗で試着した上で確認することをおススメします。
こめかみの高さで一周分測ります。

多少の個体差があるため、通販サイトでカートに入れて買うのは非常に危険です。Amazonリンクありますが貼りません。

状態確認も兼ねて試しに被ってから買いましょう。

三越高島屋などイケてるデパートに行けばボルサリーノのコーナーはあるはずです。

在庫から選べて良いというのもありますが、一番のメリットは店員さんにサイズ調整をしてもらえることです。

帽子の内側にテープを入れて調整するのですが、これはプロに任せることをおススメします。

欲しい色やサイズが無ければ他の店の在庫を回してもらえますのであきらめないでください。



ブリム(帽子のツバ)の長さは好みで選んでください。
背が高い人や女性はワイドプリム(幅 7cm以上)を選んでもスマートに見えるかと思われます。

定番品は「クアリタ・スーペリオーレ(QUALITA SUPERIORE)」系統です。QSと呼ばれます。

このミディアムブリム (幅 約 6㎝)は丁度良いです。

短すぎるブリムの物は取り回しは楽ですが、エレガンスに欠けています。スーツに合わせるとややまぬけです。フォーマルには全く向きません。




銀座トラヤ帽子店
http://www.ginza-toraya.com/


このお店ではチャコールグレーのフェルトにブラックのリボンを合わせた昔のスタイルの物を独自に販売してました。

ボルサリーノ純正品がグレーリボンのものしか用意しておらず、ソフト帽入門当時、筆者はいろんな店を回る羽目になりました。

この組み合わせです。(画像はワイドブリムの物です。)

筆者はこれではなく、どうしても黒いリボンのグレーの帽子が欲しかったのです。

銀座トラヤ帽子店でしか買えなかったのですが、現在はボルサリーノの純正品でブラックリボン仕様が復活したようです。

リボンが黒ければ、黒いスーツにもグレーのスーツにも紺のスーツにも合わせられます。



ここまで読んで興味がある方、
1970年公開の映画「ボルサリーノ(BORSALINO)」もおススメです。
ギャング映画ではありますが、被り方の手本のような映画です。


ボルサリーノ <デジタル・リマスター版> [DVD]

フランスの俳優 ジャン・ポール・ベルモンドアラン・ドロン
ご存じでしょうか。あと、パッケージで分かる通り、出てくる自動車がいちいちカッコいいです。


続編として1974年に公開された「ボルサリーノ(BORSALINO) 2」もあります。

ボルサリーノ2 HDリマスター版 [DVD]



余談ですが、ソフト帽は目深(まぶか)に被るものです。

たまに見かけますが、ブリムを斜めに上げておでこを出すような浅い被り方はみっともないですから気を付けましょう。

あと、室内では帽子は必ず取るように!
即、無礼者とみなされます。紳士を怒らすと怖いですよ。


以上

バンドメカム? なんすかそれ

またしても外道です。

今回はバンドネオン情報です。
バンドネオンに興味のない方はすみません。

バンドネオンに興味のある方も、筆者の過去の記事のうち「バンドネオン」関連記事を古い順に読んでからの方が良いと思われます。


また、
「アルゼンチンタンゴはブエノスアイレスの邪悪な居酒屋 発祥の音楽です。筆者は邪悪な時代(~1919年)のアルゼンチンタンゴは好きですが、1920年以降のものは好みではありません。」

というのをアルゼンチンタンゴ→トルコポップ
という記事に、割と真面目に説明しておりますのでこちらも是非。

毎度誰かしら同じ説明をしてますが、アルゼンチンタンゴで重要な位置づけの楽器が「バンドネオン」です。


で、今回は「バンドメカム」というアルゼンチンのバンドネオン専門サイトについてです。

おもしろいので筆者と一緒にザックリなぞりましょう。

バンドメカム
https://www.bandomecum.com.ar/


いろんなトピックスありますが、例えばこの記事おもしろいです。

バンドネオンを購入する際の注意点
https://www.bandomecum.com.ar/aspectos-a-tener-en-cuenta-a-la-hora-de-comprar-un-bandoneon/

説明がすごーく丁寧です!
亜鉛プレートとアルミプレートの判別方法の説明が個人的にすごく楽しいです。

お、一番下には「売りたい、買いたい、愚痴など」コメントがわんさかです!混沌としておりますな。

あと、後半に記載されている、
「再販業者が最もよく使用する30のフレーズ集め」も皮肉が効いてて良いですね。日本ではそのような機会なかなかありません。


30)「ええ、でもバンドネオンの演奏を学ぶのに派手な楽器は必要ありませんよ…」
 
無地のバンドネオンを無理矢理売ってくる時に使うセリフですね。バンドネオンは高い買い物ですから、外装色や装飾の有無の好みがあるならそこはやはりあきらめたくないですよね。


28)「AAはバンドネオンのストラディバリウスであり、他は役に立たない」

これ、Alfred Arnold至上主義でわかりやすくて良いです。
なかなかの名言ですね。悪い出品店がボロいAAのバンドネオンを売りつけるためのセリフですね。

実際は「ELA」「Arno Arnold」「Tres B(トレスべー) 」にも良い個体はありますし、楽器によって状態はピンキリです。

このような思考停止にはバンドネオン関係者の大半は皆うんざりしています。Klaus Gutjahrの楽器を愛用している私も積極的に使っていきたいセリフです。


15)「中は見せられない、開けると調子が狂う」

気持ちはわかります!
ただ、買う側からしたら中の状態を見ないと安心して買えないんです、開けれ!見せれ!


1)それは申し分のない楽器です (=全く問題ありません)

これ、かなり怪しいセリフです。

バンドネオンに関しては全く問題がないという楽器を筆者は見たことがありません。どんな良いバンドネオンであっても1箇所くらい弱点があるはずです。




で、こちらは
バンドネオンを学ぶことができる学校や教育機関のリスト
(アルゼンチン国内)
https://www.bandomecum.com.ar/estudiar-bandoneon/

やはり名門の “Manuel de Falla(マヌエル・デ・ファリア)”
は一番上に記載されてますね。

2番手は、ブエノスアイレス市 “Astor Piazzolla” 音楽院
これは知りませんでした、ピアソラファンが殺到しそうな学校名ですね!
気になる方は今すぐ連絡して入学してください。



こちらも圧巻です。
Rodolfo Daluisio 氏 の作品カタログ
https://www.bandomecum.com.ar/rodolfo-daluisio-catalogo-de-sus-obras/

ヨハン・セバスチャン・バッハと自作曲をレパートリーにしている最強のバンドネオン奏者です。
自作曲のタイトルの羅列だけで凄いです!筆者はめまいがしてきました。



あと、
新品のバンドネオンについて
https://www.bandomecum.com.ar/sobre-bandomecum/bandoneones-nuevos/

ここには新品のバンドネオン製作販売業者が列挙されてます。

トップの写真は、Uwe Hartenhauer(ウヴェ・ハーテンハウアー)氏の楽器の写真です。クリンゲンタール推しですな。

Uwe Hartenhauer Handzuginstrumente (ドイツ、Klingenthal)
http://www.bandoneon-hartenhauer.de/

ここは値段が高めです。しかも、部品の製作を中国の下xx
…….おっと誰か来たようですね。(スタコラサッサ)



さて、
Vicente Toscano (アルゼンチン、Mendoza州)
http://www.nuestrosbandoneones.com/taller.php

ここも新品バンドネオン作り出したんですね。凄い!

商品名「Bandoneón T」
142トーン、A=442Hz チューニング、亜鉛プレート
アルゼンチンタンゴ仕様です。

値段…..書いてないし!
欲しい方は要問合せということで。





さて、
Proyecto Bandomecum(バンドメカム)は Youtubeで動画もアップしています。

筆者はこの動画を前から見たいと思っていたのでちょっとうれしいです。

曲名:How Insensitive (Insensatez)
作曲:Antonio Carlos Jobim (アントニオ・カルロス・ジョビン)
編曲:Néstor Marconi (ネストル・マルコーニ)

2013年 “Día del Bandoneón” (Bahía Blancaで行われるコンサート)



あとは対談動画だったりとか、

PEDAGOGÍA & FABRICACIÓN DEL BANDONEÓN Siglo XXI
21世紀におけるバンドネオンの教育と製造について

Eva Wolff(アルゼンチンのバンドネオン奏者 兼 教師)

う、スペイン語か…..字幕がないとしんどいです。
「自動翻訳 → 日本語」を選択して視聴!(PCのみ)

あっ、この中の
Anja Rockstroh 氏は Alfred Arnoldのブランドを受け継いだ工房である「Bandonion & Concertinafabrik Klingenthal GmbH」 の役員(代表取締役と思われる)の方です。

Bandonion & Concertinafabrik Klingenthal GmbH
“The New Alfred Arnold”
https://bandonionfabrik.de/


ちなみに、
バンドネオンは、脳みそを4つに分割することを奏者に要求する。
で紹介いたしました、 Accademia Italiana del Bandoneonの
Fabio Furia (ファビオ・フリア)氏もBandonion & Concertinafabrik Klingenthal GmbHのバンドネオンの愛用者です。

Eva Wolff氏とYvanne Hahn氏はそれぞれが執筆された教本の製作背景の説明をされています。
(バンドネオン教則本地獄の巻 で触れておりますのでご覧ください。)

ちなみに、Yvanne Hahn氏は教本の2巻目を発行予定みたいです。




おおっと、こちらは 10/27(火) 公開の、
HENRICH BAND Y EL BANDONEÓN “MITOS Y REALIDADES”
ハインリッヒバンドとバンドネオン「神話と現実」

気になるなあ、見なくては。


それでは
本日はこれにて

アルゼンチンタンゴ→トルコポップ

外道です。
今回はトルコポップ(Turkish Pop)という音楽ジャンルの好みの押し付け記事なのですが、前置きがあります。


さて、当サイトの記事 アルゼンチンタンゴはいかがなものか
が一部の方にウケたようで良かったです。

いや~、ゴーストライターに書かせて正解でした。


実はあれを書いたのは兄の「邪道」です。(大嘘)


一点お詫びがございまして、曲そのものの悪口を一切書いてない事が判明しました、失礼しました。

今回はちゃんと書きます。割と真面目な記事なのでね。



筆者は1920年以降のアルゼンチンタンゴにあまり興味がございません。うーん、言いやがった。

といっても、よくバンドの解散理由に出てくる「音楽性の違い」みたいなもんです。皆さんもあるでしょう?

むしろ同じ音楽性などあり得ません。バンドを組むときはどこかで必ず妥協するはずです。(詭弁です)


話を戻します、

じゃあ、1919年より古ければ良いのか?
いえいえ、西暦はおおよその目安です。

黎明期から1920年くらいまでのアルゼンチンタンゴを
グアルディア・ビエハ(Guardia Vieja)と言います。

「古典タンゴしか認めねえ」というタンゴファンの中でもこのスタイルを好む方は相当保守的です。


アルゼンチンタンゴが現在の形になる前は、高級娼婦が客と娼館(あるいは娼館を兼ねた酒場)の待合室で踊るときのBGMです。当時は下品な音楽として上流階級の方に嫌われていたのです。


いや、いきなりいやらしいサービスをするのもアレですし、気分を盛り上げるためのちょっとした時間が大事だったりするわけですよ。

それがタンゴの踊りなんですね。もちろん、タンゴショーのような派手な技はこの時代は無しです。

で、面白いことに本来遂行されるべきいやらしいサービスよりタンゴダンスの方がメインになり、次第にダンスの技術が競われるようになりました。

ダンスが下手な娼婦には指名が入らないくらいにガチだったようです。むしろ、ダンスが上手い女性は娼婦をやらずに踊り専門で収入が得られるわけです!修羅の世界です。



筆者はグアルディア・ビエハ(Guardia Vieja)の当時の演奏スタイルが大好きです。この特徴を列挙すると、

①BPM早め (せかせかした雰囲気)
②下音がハバネラ調リズムで刻まれる (ピアノが担当しがち)
③素朴でストレートなメロディを演奏 (バンドネオンとフルートが担当しがち)



これが、1920年あたりから

①グアルディア・ビエハよりBPM遅め
②下音はコードで四つ打ち (バンドネオンとピアノが交代で担当しがち)
③元々のメロディをそのまま弾かずに、早弾き(バリアシオン)や装飾音あるいは凝ったアレンジを競うような演奏 (楽団ごとにスタイル異なる)


になりがちです。

これらの変化を経ると同時に上流階級からのタンゴへの支持が高まっているのがポイントです。BPMがゆったりした方が踊りやすいですし、複雑な演奏もしやすいです。(とくにバンドネオン奏者にはありがたいはず)

結果、徐々に洗練された舞踏曲になっていきました。
めでたしめでたし。



……..ダメだダメだ、わかってねえな~オイ!
見よ、グアルディア・ビエハのハイセンスな演奏を!


地味ながら殺伐としたこのような雰囲気が筆者には心地良いです。
やはり、野性味があってこそアルゼンチンタンゴよ。

大体、コードの四つ打ちはノリが気に入らねえ!(個人的意見です)
筆者はちょっと娼館に行って来ます!



筆者は Roberto Firpo (ロベルト・フィリポ)さんあたりが戦犯ではないかと思いますが、このような当時の流行りを覆す力は誰にもなかったようです。ま、仕方ないですね。

1917年時点で有名曲の La Cumparsita (ラ・クンパルシータ)が四つ打ちで演奏されています。これがナウかったのね。


売れるためには他の楽団もこのような四つ打ちにせざるを得なかったようです。ちなみに四つ打ちスタイルを拒んで追従しなかった楽団はお客さんの支持を得られず廃業 or 消滅です。

100年前の話なので、今更騒いでも抵抗は無駄です。

一方、同時期にアメリカ方面で流行った Ragtime (ラグタイム) はあなどれません。これは後に Jazz(ジャズ)やBlues(ブルース) に進化していきます。

③に関してはタンゴ野郎の皆さんもJazzに対抗心のようなものがあったのではないかと思います。その上で、互いにアレンジセンスやバリアシオンのかっこよさを競っていたものと思われます。(譜面の分析は専門家の方にお任せします。)

確かにグアルディア・ビエハ そのままの単調なメロディーは演奏技術としてはオルゴールレベルですし、耳が肥えたらつまらない可能性はありますね。

しかし、演奏が複雑になるのは曲の元々の雰囲気が台無しではないか、人為が過ぎるのではないかと筆者は憤慨しているわけです。(なぜか少し反論)

で、結果的にアルゼンチンタンゴはJazzではなくビートルズに完敗したようです。残念でした!

ちなみに、筆者はビートルズは全くダメです。聴くのに耐えられないくらいです。だからといって筆者はアルゼンチンタンゴの味方ではありませんよ、どちらかというと敵です。

タンゴにはもう一切期待しておりません。
好みの曲演奏されないし。(フテ寝決定)



長~い前置きはここでおしまいです。
タンゴの歴史の説明ざっくりでしたが、やや長かったですねえ。

今回のタイトルにあるトルコポップ(Turkish Pop)とグアルディア・ビエハ(Guardia Vieja)には共通点がございます。

②下音がハバネラ調リズムで刻まれる

これです、これ!
3曲ほど貼らせていただきます。

トルコの歌謡シーンにおいて
トップクラスの人気とセールスを誇る女性歌手

Demet Akalin (デメット・アカルン)
Derya Uluğ (デリヤ・ウルシュ)
Gülşen (ギュルシェン)

です。

盛り上げどころはハバネラリズムです!(バラード調の曲は除く)
この「ズッッチャ チャッチャッ」が重要なんです。

このような音楽にはまった結果、筆者は自然とトルコ共和国に興味が出てきます。

親日国とのことですが……果たして!



以上

バンドネオン教則本地獄の巻

外道です。
アルゼンチンのバンドネオン奏者 Norberto Vogel氏から私宛に教則本の宣伝が来ました。


皆さん親切で教えたがりですなあ!

コロナ禍の影響もあって演奏活動よりデスクワークが捗るのでしょうけど多過ぎてわけがわからなくなって参りました。

流派によって演奏のポイント違いますし、バンドネオン奏者それぞれ言いたいことあるんでしょうね。

頭が痛くなるから勘弁してくれ!
いい加減にしてくれ~!

今回は比較的入手しやすいバンドネオンの教材を当サイトで紹介していきます。筆者が購入していないものは内容説明のしようがありませんのでお許しを。

日本国内の教材はスルーします。(検索ですぐ出てくるので手当たり次第購入してください)




まずは、Vogel氏ご本人が執筆されたバンドネオンの教則本です。

バンドネオンは主にアルゼンチンタンゴの演奏に使用されているのにもかかわらず、既存の教則本はバンドネオンとタンゴは関係がないかのように扱われており、やや不満があったようです。

楽器の持ち主が何弾こうが本人の自由ではありますが、ドライすぎる教則本も考え物ということですかね。

ただアルゼンチンタンゴは独特な演奏方法がありますので、それに特化した内容のものが必要じゃないかということで執筆されたご様子です。

しかし、ebay直販価格でも高い!バンドネオンの40分の1価格だぞ!
とりあえず値段の高さはナンバー1!

Simpleバージョンでも高すぎるよ Vogel! (アルゼンチンのタンゴ協会の取り分が何%かは不明)


bandoneon metodo aplicado Tango Argentino (DELUXE)
US $185.00(約 19,500円)
フルカラー228ページ
スペイン語 / 英語 併記
CD付き

こちらはモノクロ印刷、図無し、CD無しバージョン
bandoneon metodo aplicado Tango Argentino (simple version)
US $120.00(約 12,000円)

58ページ分立ち読みはこちらにて可
https://fliphtml5.com/vhgf/inzp/basic



El Bandoneón en el Tango
著者:Eva Wolff
248ページ
スペイン語 / 英語 併記


日本ではラティーナ(旧:中南米音楽)で取扱い有 7,700円+税

「中南米音楽」でふと思い出しましたが、バンドネオン奏者 早川真平 氏の「バンドネオン入門」という記事も良いです。
「中南米音楽」は古い雑誌なので買い揃えるの大変だと思いますが是非!



BANDONEON – Übungen und Spiele für Anfänger
著者:Yvanne Hahn


29,90 €
バンドネオンをこれから開始する初心者向け

リンク先の「Bandonion & Concertinafabrik Klingenthal GmbH」のページからしか入手できないようです。

タイトルはドイツ語で「初心者向けの演習及び演奏法」とでも訳すんでしょうか。

バンドネオンを持ち上げてキーボードを見ながら弾いてはダメだ!
早い段階から運指を覚えてボタンを見ずに弾きましょうというのがこの本です。

2巻も発売予定とのことです。





MÉTODO PARA BANDONEÓN: con ejercicios
著者:Marcos Madrigal

132ページ
スペイン語 / 英語併記
目次見ましたがかなり良さそうです、値段もリーズナブル!



Don Benito Bandoneon Method Book
著者:Luciano Jungman
英語
CD付き


Book 1 . Beginner to Intermediate (初級から中級)
US$ 68.00

Book 2 . Intermediate to Advanced (中級から上級)
US$ 69.00



ここから先は無料で入手可能のものです。


Bandoneon_Technique
著者:Amijai Shalev
18ページ
英語

まずはこの資料です。

最強のバンドネオン奏者 ロドルフォ・ダルイシオ氏(Rodolfo Daluisio)のお弟子さんが執筆。閉じ弾きへの心理的抵抗を和らげるような記載がされており親切です。

片膝弾きの写真に「×」が付いています。
これはダルイシオ氏の演奏ノウハウがアルゼンチンタンゴを弾くためのものではない事をハッキリあらわしています。


Rodolfo Daluisio氏による初心者向けの講義は動画閲覧がおススメです。

「音楽とは何か」「バンドネオンを手段に音楽をするとはどういうことか」からみっちり熱弁されております。字幕出して英語に変換するなどして頑張ってください。

アルゼンチン、ブエノスアイレスの音楽院「Manuel de Falla」にて収録。この音楽院の生徒はアルゼンチンタンゴ禁止だそうな。

Bandoneon Estudio
https://www.youtube.com/channel/UCqQVuBVACbxdcdV_VB6R-kg

講義資料pdfはこちら
http://www.rodolfodaluisio.com/articulos.html



The Bandoneon Chords Tutor
著者:Richard Santato
62ページ
英語

この資料は親切ではありますが、コードを押さえる時は自分でボタンを決めた方が良いです。状況によってはこの資料の通りに押さえられないこともありますし、1音抜いても問題ないケースもあります。ハーモニーの調整は基本的に自分でやりましょう。



Bandoneon solo Vol.1
著者:Matias Gobbo

Gobbo氏によるタンゴ曲のアレンジ集です。閉じ弾き少なめ、まだ頭がこんがらがって閉じ弾き嫌だなあという方におすすめです。

[模範演奏]
https://www.youtube.com/playlist?list=PLIrUgEf522y-GsJ1UfSHOUPiyHpeVdy5J


10 Estudios para Bandoneón Inicial Vol.1
著者:Matias Gobbo

Gobbo氏による初歩的な練習曲集です。
指番号も図説されており親切です、絶対弾けちまいます。

[模範演奏]
https://www.youtube.com/playlist?list=PLIrUgEf522y8WDpDVuIimnhNlS97pwEwn




MATERIAL EDITORIAL
著者:Hugo Satorre


アルゼンチンのバンドネオン奏者 Hugo Satorre氏ご自身が研究成果の一部を無料放出!

っていうかこんなの公開されても 弾かねえし & 弾けねえし!
あまりに凄すぎて筆者はこの戦いについて行けません!(死亡)


– Mi primer año con el bandoneón (初級~中級者向け)
MATERIAL TEÓRICO
MATERIAL PRÁCTICO

– El Folclore de Dino
巨匠 ディノ・サルーシ(Dino Saluzzi)による編曲、録音を譜面化したもの (フォルクローレ、チャカレーラなど興味ある方は是非)

– Libro de arreglos de Maxi Mori
マキシモ・モリ(Maximo Mori)のバンドネオンソロ 15曲分にSatorre氏が手を加えたもの

– Bach.-Invenciones a dos voces
– Bach. Clave bien temperado
バッハのハープシコード曲 Invencionとチェンバロ用のPreludioです。バンドネオンの音域に収まるよう再編集されたもの。これが弾ければ他の曲は怖くありません!

– Dos Fueyes
バンドネオンデュオ(タンゴ曲)のアレンジ集

– Cancionero del Tango
大量のタンゴ譜面、203曲分!?

– Variaciones
200曲分のバンドネオンバリアシオン集






Metodo moderno para Bandoneon
著者:Carlos Marcucci
188ページ
スぺイン語

MÉTODO PARA BANDONEÓN: primer curso
著者:Pedro Maffia
88ページ
スペイン語

伝説のバンドネオン奏者お二方の教則本です。
なんとこんなすごい物までタダで電子の海に放出されております。
これを読んでおけば安心と言えます、必読の書です。(練習について行けるかはさておき)



[おまけ]
Traditional Music of the World, Vol. 5: Bandoneon Pure: Dances of Uruguay
著者:Marino Rivero
80ページ
英語

https://folkways-media.si.edu/liner_notes/smithsonian_folkways/SFW40431.pdf


Riverro氏はウルグアイのバンドネオン奏者です。
このCDのブックレットは一部が教則本になっています。バンドネオンの説明に関しても資料的価値が高いです。

おっ!65ページ目の図 ヨハン・バンド(Johann Band) はハインリッヒ・バンド(Heinrich Band)の息子です。ちなみに100ボタンのKusserow Bandoneonの使い手です。(Kusserow Bandoneonについて今回とくに説明はしません)




あとは、ebayやAmazonにたまに出品されているかもしれませんが下記のものが存在します。

– Übungen und Spiele für Anfänger
Yvonne Hahn著

-Bandoneòn
Peter M. Haas著

-Schule des modernen Bandonionspiels
Walter Pörschmann著

-Bandoneonspielen leicht gemacht
Klaus Gutjahr著

-Bandonion-Schule: für 104- bis 144tönige Instrumente
Peter Fries著



これだけは断言します。

資料や楽譜をいっぱい持っていても実践しなければ全く意味ないです。全部やろうとするとエライことになります。

好きな教材を1冊だけで良いので見つけましょう。
1冊だけを128万回読めばいいのです。あとは楽しく練習しましょう。


以上

アルゼンチンタンゴはいかがなものか

外道です。

きわめて個人的な話ですが、筆者はバンドネオンを始めたての頃はアルゼンチンタンゴを気違いのように聴きまくっておりました。CDなんかポチりまくりです。

が、結局、文化とタンゴの様式美とスペイン語に全くなじめませんでした。

CDはお気に入り数枚を残してほぼ処分し、現在は完全スルーしております。

例えば、凄腕のバンドネオン奏者がおなじみのタンゴ曲を弾いていたりするとそれだけで嫌気がさします。

結果「あーあ、またこの曲かよ………..アンタも好きねえ….」みたいな感じです。

2万曲くらいあるにもかかわらずネタ被るんですよねタンゴの選曲って。しかも同じ人のアレンジだったりします、耳にタコができてしまいます。

「ラ・クンパルシータ」とか「アストル・ピアソラ」とか「レオポルド・フェデリコ」とかもういいんじゃないですかな?

それより新譜を出してくださいよ。

もうアルゼンチンタンゴなんか若い人は見向きもしませんよ。
アルゼンチンの若い人の大半はEDMやらヒップホップやらPopsに流れちゃってます、手遅れです。




実を言うと筆者はアルゼンチンタンゴにかなり不満があります。というか今まで我慢しすぎたものと思われます。

列挙しますので、笑って読んでいただきたいです。

これはネガティブキャンペーンではなく単なる個人的な感想ですが共感する方もいるはずです。(本当か?)

・演奏だけ聴きたいのに目の前でダンサーにグルグル踊られると妙に冷めてしまう。

・演奏だけ聴きたいのに熱い歌詞を巻き舌で歌われると妙に冷めてしまう。歌い方が演奏とズレたタイミングだと最高に冷めます。溜め過ぎ注意

・演奏を聴いた後に誰かが「ブラーヴォ(Bravo)!」と称賛の声を上げると素晴らしい演奏であっても妙に冷める。発したのが日本人であれば相当冷えます。こっちは余韻に浸りたいんです。

・アストル・ピアソラの曲でダンサーが踊っているのを見ると曲と動きが合ってなくて妙に冷める。

・演奏中にバーのオヤジが皿を洗う。ジャブジャブ水音が聞こえると冷める。そしてたまに手を滑らせて皿をシンクに落とす!
(これ、ジャズの店でもありがちなんですよ。筆者は演奏を大事にしない店には二度と行きません


ま、いつまでも同じことやっててください。


あとここから先は筆者の独断と偏見なので間違った認識とは思いますが、なんというか「演奏家とタンゴDJ」、「演奏家とダンサー」がバラバラの事をしているような気がしています。同じ文化にも関わらずです。

そもそもミロンガ(社交場)でダンサーが踊りたい曲とタンゴDJや演奏家の選曲は良い感じなんでしょうか? 需要と供給はとれているんでしょうか。

例えば、ダンサーはタンゴDJに対し、

「なんでこの曲なんだ!あの曲流さんかいコラ」
「黄金時代の曲ばかりかけてんじゃねえよタコ」
「xx楽団の19xx年の演奏こそ至高!」
「もっとヴァルス(3拍子系の曲)かけれ」
「歌がない曲をかけれ」

みたいな不満があるような気がしてなりません。(いえ、絶対いるはずです)

画像素材がないので描きました


また、ダンサーの方はプロの演奏家に対し、

「変なアレンジしてんじゃねえよコノヤロー」
「踊りにくいから即興演奏するんじゃねえ!ジャズじゃねえんだぞ」

みたいな不満があるように思われます。(筆者にはお見通しです)

ダンサーからしたら踊る自分が主役ですからわからなくもありませんがね。

ダンサーさんのこと考えて演奏したら、あえてBGM係に徹するくらいが丁度よいのかもしれません。

しかし、こだわりのある演奏家からしたらBGM扱いされたらたまったもんじゃありませんね。「生演奏じゃなくてCDかけて踊ってろ」って話です。恐ろしや!

一方でタンゴDJは、たまには珍しいレコードから録音した音源の自慢をしたかったりして。

いや、タンゴマニアなら当然でしょう。わかりますよ、SP盤とか最高ですよね!

でも、チリチリしてるから実際は流せなかったりして。


そんなことを気にしつつも普段は音質にはこだわっておらず 拾い物のmp3(128kbps)だったりするんじゃないですか?
アルゼンチンのラジオとかの。

ちゃんとWAVで流してますか?
mp3 多分それ音圧でダンサーにバレてます。

ただし、音質にこだわりたいからといって今さらレコードでDJするのはしんどいと思われます。大荷物は腰に悪いですよ!

今の時代はみんなパソコンでDJしてます。

HDDでなく今ならSSDという記憶媒体もありますしWAV形式でも問題ないですね。高音質でお願いします。


以上