GEDO のすべての投稿

バンドネオンの聖書2020

なんと、ドイツで新しいバンドネオンの書籍が発売され
ようやく私、外道の手元に届きました。

その名も
‘’Heinrich Band. Bandoneon – Die Reise eines Instruments aus dem niederrheinischen Krefeld in die Welt ’’

Klartext
Heinrich Band. Bandoneon

Die Reise eines Instruments aus dem niederrheinischen Krefeld in die Welt

Klartext – Heinrich Band. Bandoneon
発売日: 2020年5月15日
368ページ
ハードカバー
ISBN: 978-3-8375-1970-9


ハインリッヒ・バンド(Heinrich Band)はクレーフェルト(Krefeld)生まれで、1845年当時のドイツで人気の「アコーディオン」あるいは「ハーモニカ」と呼ばれていた楽器を改良し、バンドネオン(Bandoneon) を開発した人物です。

バンドネオンの元になった楽器とは「ジャーマンコンサーティーナ(German Concertina、 独:Konzertina)」、これは、カール・フリードリッヒ・ウーリヒ(Carl Friedrich Uhlig) という人物が1834年に開発した Bi-Sonicの楽器です。


この書籍はハインリッヒ・バンドの伝記、バンドネオン開発に至る歴史、バンドネオンがアルゼンチンに渡ることになった経緯が書かれています。


この本が出るまでは、

・Dun­kel, Ma­ria, Ban­do­ni­on und Kon­zerti­na. Ein Bei­trag zur Dar­stel­lung des In­stru­men­ten­typs, 2. Auf­la­ge, Mün­chen/Salz­burg 1996.

・Ori­wohl, Karl, Das Ban­do­ni­on. Ein Bei­trag zur Ge­schich­te der Mu­sik­in­stru­men­te mit durch­schla­gen­den Zun­gen, 2. Auf­la­ge, Ber­lin 2004.

辺りがバンドネオンの聖書だったのですが、入手は少しめんどいです。結構昔の本です。


初期のバンドネオンの写真、工場や当時のチラシの写真、楽譜など資料も満載の書籍です。綺麗な写真がびっしり!
バンドネオン関係者やバンドネオン奏者の紹介も有り!

気になるお値段は、
1冊辺り 29,95 € ≒ 3,500円 (送料別、2020年6月現在)

安いよ~!
Stockは700冊のみとのことです。

ELA社、Alfred Arnold社のバンドネオンユーザーの方は必読の書と言えよう。ただし全文ドイツ語での記載です。

いや、我々の言語はBandoneonだ!問題なし!


ちなみにこの本の記載不備に関してご立腹な方が居ります。

バンドネオンの第二の故郷 Klingenthal(クリンゲンタール)周辺の方々やらバンドネオン研究者の方々です。

バンドネオンの業界には派閥があります。

この本はとにかくハインリヒ・バンドの生まれ故郷のクレーフェルト推しのややゆるめの内容ではありますので、「オレ山脈」やら「クリンゲンタールの弦楽器製造」やら「Uni-Sonicのバンドネオン」などの関連情報を無視するんじゃねえということです。バンドネオンについて語る方はこの辺は気を付けましょう。


ヘイコ・グーター(Heiko Guter)氏を筆頭に辛辣なレビューが展開されております。
http://xn--bandonen-13a.com/Rezension.pdf

Guter氏に関する当サイトの記事はこちらです、
バンドネオン→コンラドニオン!?



ちなみに本書に関する動画はこちら、
ドイツ語 → 英語字幕での視聴をおすすめします。

Krefeld – Heimat des Bandoneons: Die Geschichte von Heinrich Band und seinem Instrument



以上


バンドネオン奏者 パオロ・ルッソ氏 その2


バンドネオン奏者 パオロ・ルッソ氏は、2020年5月21日から
デンマークのイタリア文化研究所のWebサイトに音楽コラム「GOCCE di MUSICA 2020」を掲載しております。



Paolo氏の音楽の世界を説明した動画コラムで全12話。
これらの動画はPaolo氏のYoutubeにアップされております。

バンドネオンへの興味はさておき、非常に面白くて勉強になりますので見てみてください。英語の字幕があるので安心です。

いずれの動画も、
「Paolo氏のありがた~いお話 → 演奏動画 or 曲紹介」のような流れになっております。

アルゼンチンタンゴにしか興味がない方は今回の記事はお呼びではないです。速やかにブラウザの「戻る」ボタンを押してとっとと帰ってください。

ここでは私、外道が日本語で概要をまとめます。
とりあえず6話まで紹介、残りは後日。



EPISODE 01 -「O Golfinho azul」
https://www.youtube.com/watch?v=k5oeh84rfFE

お話 :バンドネオンについて
曲紹介:「O GOLFINHO AZUL」(青いイルカ)というタイトルのバンドネオンで作曲、演奏がされたもの。アルバム「OVERLAND」収録。
演奏動画はジャズトリオ版



EPISODE 02 – 即興について
https://www.youtube.com/watch?v=JfywgwULskI

即興はジャズだけのものではありません。シューベルトやショパンだけでなくモーツァルトやバッハも優れた即興演奏者です。ジャズの誕生にはアフリカ音楽の影響が大きいので、リズムが支配的かつ重要な要素になっています。



EPISODE 03 – Bandoneon Concerto N. 1 (バンドネオン協奏曲1番)
https://www.youtube.com/watch?v=f8Y1eKYBs6o

バンドネオンは完成度の高い楽器です。バイオリンのようなメロディー、オルガンのようなフルコード、チェロまたはコントラバスのような伴奏を演奏できます。にもかかわらず、他の楽器と組み合わせても良く評価されます。

この協奏曲は3つの楽章から成っており、家族の愛情という点でかなり微妙な時期に作曲しました。そのような状況ではよくあることですが、音楽は必然的に、創造的なプロセスの期間中に経験された強烈で変動する感情を反映する傾向があります。

第1楽章:差し迫った逆境に直面することを望んでいるかのように、勇気をもって対応する様子を表現。

第2楽章:瞑想的で反射的な性格をゆっくりとしたボレロの形で示し、内面の強さと静けさを探ろうと試みている。

第3楽章とエンディング:困難の克服と生きる喜びの祝福を表現。



EPISODE 04 – Johann Sebastian Bach(ヨハン・セバスチャン・バッハ)
https://www.youtube.com/watch?v=3lz0H12MfLc

音楽の歴史の中で最も重要な作曲家の1人を選ぶとするなら、J. S. BACHと言うでしょう。

– 中略 –

今回のバンドネオンは、アルゼンチンタンゴの演奏ではなく、元々の機能であるドイツのプロテスタント伝統の携帯用オルガンに戻ります。



EPISODE 05 – Federico Fellini/Nino Rota (フェデリコ・フェリーニ / ニノロタ)
https://www.youtube.com/watch?v=__FNCqWQxTo

2020年は「映像の魔術師」の異名を持つイタリアの映画監督フェデリコ・フェリーニの誕生100周年です。

愛、美しさ、情熱、そして裏切り、悪意、そして苦しみ。時間。
これらの感情は、イタリアの作曲家ニノロタの素晴らしい作品を通じて、彼の映画の物語に付随する音楽に強く共鳴しています。

数年前、Paolo氏は「Fellini Goes Jazz」プロジェクトを結成し、フェリーニ映画のサウンドトラックに敬意を払いつつ再解釈。

その結果、2013年のコペンハーゲンジャズフェスティバルで、歴史的なジャズクラブ、モンマルトルでライブ録音された五重奏のアルバムが生まれました。(Paolo氏はピアノ担当です。)



EPISODE 06 – Baldassarre Galuppi (バルダッサーレ・ガルッピ)
https://www.youtube.com/watch?v=6wBA3vlN2jU

バルダッサーレ・ガルッピはイタリアのブラーノ島(ヴェネツィア、1706年)生まれの作曲家

非常に多作で、100を超える“opera seria”(オペラセリア)と“opera buffa”(オペラブッファ)作品、約20の“Oratori”(オラトリ)、ハープシコードをはじめとした他多数の楽器の作品を作曲。

バロック時代の音楽とジャズには多くの共通点があり、Paolo氏はイタリアのチェンバロ音楽を研究し、アルバム制作をした。

演奏曲はバルダッサーレ・ガルッピ作「Dramma giocoso」(遊び心のある(おどけた)ドラマ)



いやー、おもしろいですね!
通しで全部見ちまいました。

演奏動画でPaoloの手元が見えるのは楽しいです。
あと、個人的に動画イントロのシンセサイザーの音が好きです。


以上
(その3に続く)

バンドネオン奏者 パオロ・ルッソ氏 その1

外道です。
今回は筆者好みのバンドネオン奏者を紹介します。

パオロ・ルッソ(Paolo Russo)氏です。

Paolo Russo氏 (デンマーク)

パオロ・ルッソ(Paolo Russo)は、1969年 共和国アブルッツォ州ペスカーラ生まれの演奏家(ピアノとバンドネオン) 兼 作曲家。

自身の演奏活動のみならず、演劇、映画、テレビ等の音楽を作曲、プロデュースしている。

Paolo Russo公式サイト
https://www.paolorusso.com/


Paoloのキャリアはピアノ奏者から始まった。
1993年にペスカーラのルイサ・ダヌンツィオ音楽院(Luisa. D’Annunzio Conservatory)をクラシックピアノで卒業。1995年にニューヨークのリッチー・ベイラッハ(Richie Beirach)に師事。

イタリアにはプロのミュージシャンでさえ音楽を趣味でやっていると勘違いされがちな社会的背景があると不満を感じ、さらに新しい刺激を求めたPaoloは、1996年(27歳)からデンマークの首都コペンハーゲンに在住し、2002年にコペンハーゲンの名門であるリトミスク音楽院(Det Rytmiske Musikkonservatorium)をジャズピアノで卒業。

2000年にバンドネオンを初めて聞いたPaoloは、その独特のサウンドと存在感に魅せられ、2001年に32歳と比較的遅い年齢でライニッシュ式配列(Rheinische Lage)のバンドネオンを開始。

その後、Paoloはバンドネオンの演奏技術をアルゼンチンでも学んでおり、2004年と2013年には偉大なバンドネオンの巨匠として知られるネストル・マルコーニ (Nestor Marconi)氏に師事。

その後は、ヨーロッパ全域だけでなく、グリーンランド、フェロー諸島、ロシア、イギリス、日本、タイ、モザンビーク、タンザニア、アルジェリア、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、米国、キューバでも演奏。

ソリストとしては11枚のアルバムをリリースしており、2020年はさらに2枚の新しいアルバムをリリース予定。

2017年に出版された彼の作品集
「Bandoneon Solo Vol.II-ORIGINALS」は、ネストル・マルコーニ (Nestor Marconi)氏によって傑作と称えられた。
筆者もバッチリ購入済!

https://zinazinettimusic.bandcamp.com/album/bandoneon-solo-vol-ii-originals


マルコーニ氏の言葉
“… a different proposal that enriches and adds new challenges to the technique of the bandoneon: it’s a masterpiece”

訳「バンドネオンのテクニックに新たな挑戦を加え、それを豊かにする異なった提案:まさに傑作です」




以下、筆者チョイスの演奏動画です。
バンドネオンソロ好きにはたまりません、必見!

“Viking Tango” Paolo Russo – Bandoneon Solo
https://www.youtube.com/watch?v=4PztliRakCk



“Nanè” (P. Russo) – Paolo Russo Bandoneon solo
https://www.youtube.com/watch?v=naerm0LzVoY



“Contradanza” (P. Russo) – Paolo Russo Bandoneon Solo
https://www.youtube.com/watch?v=uH8J76kwYHY



“Radio Tirana” (P. Russo) – Paolo Russo Bandoneon solo @ Torino Jazz Festival 2016
https://www.youtube.com/watch?v=6×1-LZ3C3IA


2020年4月、Paolo氏はStrumentie & Musica.comの取材に対し、

「バンドネオンは私の内面を表現するのにとても適している」

「スタイルやジャンルによって課される制約に関係なく、感情やアイデアが現れて形を作る。私は作曲の過程が大好きだ。」

「ピアノが作曲家としての中心的な要素を占めてはいるが、バンドネオン演奏の断片からもインスピレーションを生ずる。」

「他の人の音楽を演奏してもかまいませんが、オーケストラやアンサンブルでの活動は主に自作曲を提案するようにしている。」

「コペンハーゲンはとても心地よい街です。が、今のところ永住するかどうかまでははっきりしていません。」

等と述べている。

以上

バンドネオンのボタンレイアウトに就いて

外道です。

前回、バンドネオンは基本的にはBi-Sonicの物が主として流通しており、奏者は4種類のボタンレイアウトと向き合わねばならないという記事を書きました。

「じゃあ、外道はどうなんだ?」
「あなたは閉じ弾きやってるのか?」

という話になるかと思いますので念のため演奏動画を添付いたします。(眩しがりなのでサングラスを着用しております。)


と、その前に

筆者が使用している楽器のボタンレイアウトをご覧ください。
上段が「開き弾き」、下段が「閉じ弾き」時となります。

Bi-Sonicの中にも種類がありまして、その中の「ライニッシュ式配列 (Rheinische Lage)」と呼ばれるものを筆者が独自に改良したものです。

表には「Bandoneon Viper-II」とありますが、動画の紫色の楽器が該当します。


Final Fantasy V – The Land Unknown (新しき世界) Bandoneon solo
https://www.youtube.com/watch?v=I1zODlAOzvc
「ファイナルファンタジー5」のBGM曲です。



Pollyanna (I Believe in You) – (NES)Mother Bandoneon solo
https://www.youtube.com/watch?v=xHwi8DS0fnY
ファミコン「マザー」のBGM曲です。



A Sigh ためいき – 痕(Leaf) Bandoneon solo
https://www.youtube.com/watch?v=7c8x1HO4TfA
昔のPCゲーム(ビジュアルノベル)のBGM曲です。


バンドネオンの開き弾きと閉じ弾きの切り替えは非常に気持ちが良いです。運動神経に自信がない私でも、ある程度サクサク弾けるようになっております。


「バンドネオンは難しい、悪魔が作った楽器と言われている」と吹聴する方(仕事でせざるを得ない方) がおりますが、筆者は悪魔崇拝者ではございませんのでそんなん知ったこっちゃありません。

このWebサイトをご覧になった方で興味をお持ちの方は、バンドネオンを始める前に「難しい」とか「できっこない」はよしましょう。

適正の有無の心配は後まわしでも良いではありませんか。
重要なのは楽しめるかどうかです。

難しいことはプロの演奏家に任せておけば良いのです。

どんな分野でもそうですが、情報のインプットが足りないとやりたいことがうまくできなかったり、やり方がわからないということはあります。

つべこべ言わずに、買ってみて触ることが大事です。
後生だからセーフです。


以上





バンドネオンは、脳みそを4つに分割することを奏者に要求する


2020年5月にイタリアバンドネオンアカデミー(Accademia Italiana del Bandoneon)が、同院初となるバンドネオンオンラインコンテスト「 Los Que Vendrán」を開催し、アルゼンチン・ブエノスアイレス州プンタ・アルタ出身のJavier Mendigochea 氏が見事優勝!

指定曲が「Lo Que Vendra (来たるべき者)」なのかと一瞬思うので紛らわしい


Fabio Furia氏 (イタリア)

イタリアバンドネオンアカデミーは
バンドネオン奏者のファビオ・フリア (Fabio Furia)氏が「バンドネオンの演奏技術の研究と継承、バンドネオンの普及」を目的として2017年に設立した学術団体である。

Accademia Italiana del Bandoneon
https://www.accademiaitalianadelbandoneon.it

バンドネオン基本テクニックのチュートリアル動画も若干あり
https://www.accademiaitalianadelbandoneon.it/tutorial



Javier氏はバンドネオンインターナショナルマスタークラスの来期の奨学生として、これに参加するための奨学金を獲得する。
おめでとうございます!


優勝した Javier Mendigochea 氏の演奏動画(5,659票)

曲名:Insensatez (How Insensitive)
作曲:アントニオ・カルロス・ジョビン (Antonio Carlos Jobim)
編曲:ネストル・マルコーニ (Néstor Marconi)
https://www.facebook.com/accademiaitalianabandoneon/videos/608937729716094/

[ご参考]
マルコーニ氏ご自身の演奏(音のみ、Javier氏はこれを再現した模様)
Insensatez (bandoneón solo) – Néstor Marconi
https://www.youtube.com/watch?v=qgJvZYOwGKs


以下、他の方の演奏(一部紹介)

Veronica Maccioni 氏 (僅差で2位)
曲名:Chiquilin de Bachin (バチンの少年)
作曲:アストル・ピアソラ (Astor Piazzolla)
編曲:セサル・ストロシオ (Cesar Stroscio)
https://www.facebook.com/173428709979197/videos/538361930374659/


Frederique Bacquet 氏
曲名:El día que me Quieras (想いの届く日)
作曲:カルロス・ガルデル (Carlos Gardel)
編曲:ロドルフォ・メデーロス (Rodolfo Mederos)
https://www.facebook.com/accademiaitalianabandoneon/videos/246854556646683/

Raffaele Podda 氏
曲名:Buenas noches ché Bandoneon(こんばんは、チェ・バンドネオン)
作曲:フアン・ホセ・モサリーニ (Juan José Mosalini)
https://www.facebook.com/accademiaitalianabandoneon/videos/537165203830892/


Matías G Juanatey 氏
曲名:Flores Negras (黒い花)
作曲:フリオ・デ・カロ (Julio de Caro)
編曲:マキシモ・ホセ・モリ (Máximo Jose Mori)
https://www.facebook.com/accademiaitalianabandoneon/videos/3116114228516988/


Alejandro Pereyra 氏
曲名:La Compañera (ラ・カンパネラ、道連れ)
作曲:オスカー・ヴァレ (Oscar Valle)
編曲:マキシモ・ホセ・モリ (Máximo Jose Mori)
https://www.facebook.com/173428709979197/videos/684642079000260/



くどいようですが、ここで若干楽器の説明です。

バンドネオンには「Uni-Sonic」と「Bi-Sonic」、大きく分けて2種類の仕様のものが存在する。この世に存在するバンドネオンの9割がBi-Sonicのものである。

Bi-Sonicとは蛇腹を開いた時と閉じた時で異なる音階のリードが鳴る仕様である。(これは演奏上のメリットがあるためだがここでは説明を省く)

これについて フアン・ホセ・モサリーニ (Juan José Mosalini) 氏は、
「バンドネオンは、脳みそを4つに分割することを奏者に要求する。」と語っている。

これは、Bi-Sonicのバンドネオン奏者は左右のボタンレイアウトに加えて、開き閉じそれぞれの配列も頭に入れて演奏をしなければならないということである。

即ち、奏者は計 4種類のボタンレイアウトを常に意識せねばならない。

このような理由からこの楽器「バンドネオン」の習得は困難とされている。
が、そのようなレッテルには筆者は反対である。慣れれば決して不可能なものではないからである。

この仕様に適応ができていないBi-Sonicのバンドネオン奏者はほとんどが開き弾きに頼りがちである。(ただし、大編成の場合は閉じ引きを必要としないケース有)

ただ、今回のようなバンドネオンソロでは閉じ弾きは必須である。駆使しなければ曲間に無駄な隙が発生してしまう。(それを良しとする曲も存在する)

「数ある楽器の中でBi-Sonicのバンドネオンを選択したにもかかわらず閉じ弾きをしないのは、バンドネオンの性能を半分殺すことになる。もったいないではないか」と筆者の外道は考えている。ただのケチである。

が、これについては現在も各地で議論がされており賛否両論である。
「自分の楽器は好きなように使えばいいじゃないか」という声もある。これには筆者も納得。


以上







作曲はいいぜぇ!作曲はよぉ!

外道です。

オイコラ外道、バンドネオンなんかしてんじゃねえよ
しかも自作曲作って弾いてんじゃねえよ

いえ、一回作曲やったらもう戻れませんよコレ。
むしろ辞め方を筆者に教えてくださいよ。


音楽は既に世の中にありふれております。
にもかかわらず、全パターンが出尽くしたとは言えません。

音の組み合わせだけでなくリズムの組み合わせもありますので、まだまだ余地はあります。

自分が作った全然いけてねえダメな曲をどうにか改造してマシな形に持っていきたいところです。


無理だよ!できないよ!トニー!
1曲も思いつかないし、楽しくないよー!

……いやまだあきらめるのは早い!

おいしくてビタミンミネラルたっぷりの
ケロッグコーンフロストを食べれば・・・・

って今はケロッグコーンフロスティじゃねえかっ!
いつの間に名前が変わっているんですな!


上記の物を摂取しても作曲は「こんなの簡単さ!」とは行きません。

頭の中に浮かんだ音のイメージを頭の中でいじって、さらにそれを耳コピして何らかの形でこの世に再現できなければなりません。

それには相対音感が必要です。
幸い少しずつですがこれは鍛えられます。

筆者ははじめのうちは携帯電話で好きなゲームのBGMを耳コピし、着メロを作っていました。

そもそも小・中学校の音楽の授業はあまり好きではありませんでした。

鍵盤ハーモニカは割と真面目に練習していた気がしますが、歌を歌わされるのがめんどくさかったのを覚えています。

というのも、小さいころから歌がない音楽(インストゥルメンタル)が好きだったからです。


YMO – Absolute Ego Dance
TechnopolisよりもRydeenよりもコレ!

スパイ大作戦 – オープニングテーマ
有名な冒頭のBGMです。

T99 – Dogwalk
80年代後半~90年代前半 ベルギーの二人組の作品

こういう音楽ばかりを好んで聞いていたため、
「J-PopのCDを買う→カラオケ」という文化とはもともと縁がありません。不思議とクラシック音楽にも興味が向かいませんでした。


で、最近の話に戻ります。

筆者はバンドネオンの先生に音楽理論の初歩的な知識を教わって、
試しに短いものを1曲作ってから、あとは定期的に音が思いつくようになりました。

1~2小節思いついたらシメシメ、それは既に1曲できたようなものです。

クオリティはさておき、ちゃんと1曲にするのです。
変な曲を作りまくりましょう。

そのあとは楽譜にして楽器で練習したり、コンピュータに打ち込んだものを聴きこんで、あーでもないこーでもないと修正したりを繰り返すだけで、かなり楽しめちまいます。

しばらくすると次の曲が思いついて寝るときにうなされるようになりますので、安眠したければ鍵盤などを操作して続きを作って、譜面に起こさねばなりません。

この記事を読んでいるあなたも始めてみてはいかがかですか?

プロにならなければ音楽に興味を持ってはいけないということはありませんし、イマジナリな世界は心地良いものです。


以上

バンドネオンで何を弾きたいかに就いて

外道です。

唐突ですが、バンドネオンという楽器はドイツ生まれです。

ドイツのカールスフェルト(Karlsfeld) という地方です。

19世紀終わり頃のカールスフェルトは時計、オルガン、おもちゃの製造が手工業で行われており、それらの伝統を継承する工場がバンドネオン製作のベースになっていたようです。

この楽器、元々は教会音楽の演奏やポルカなどの踊りの伴奏に使用されておりましたが、1910年頃からアルゼンチンタンゴの演奏に重宝されるようになり、トータルで30,000台近くがドイツで生産され、アルゼンチンに輸出となりました。

戦後 1945年頃にアルフレッドアーノルド(Alfred Arnold)という会社が解体され、以降しばらくの間、残党の方がやや低品質の楽器を生産して現在に至る。

という歴史があります。
(詳しい説明はこちらの記事 バンドネオンの歴史に就いて に書いています。)


アルゼンチンに輸出されたもののうち、様々な理由で日本に持ち込まれたものがアルゼンチンタンゴの演奏に適したビンテージのバンドネオンとして現在も日本国内で流通しており、重宝されております。

が、製造から90〜100年が経過しており演奏可能なコンディションを保つことのできるバンドネオンは少なくなっております。

ホント見かけなくなりました。


現在もドイツにはバンドネオン愛好家は居りますが、ドイツ国内ではさほど重要な楽器とはみなされておりません。シンセサイザーの方が盛んな気がします。(ヴァーモナ(VERMONA)ウォルドルフ(Waldorf)ドイプファー(Doepfer)など)


しかし、新品のバンドネオンを製作販売する業者はドイツをはじめとした各地に存在しており、それは旧式の物とは別の優れた点があります。

筆者はバンドネオン開始当初はビンテージバンドネオンを使用しておりましたが、新品のバンドネオンを自分で長年弾き込んでビンテージ楽器にする方向に頭を切り替えました。


バンドネオンといえばやはりアルゼンチンタンゴのイメージは強く、ビンテージのバンドネオンにこだわりたいところです。

が、筆者にはそのような考えはないです。
望み通りのビンテージバンドネオンは手に入らないからです。

ただ、バンドネオンをするからといってアルゼンチンタンゴに拘泥する必要はありません。


で、何を弾くのかという話題ですが、筆者は今は自作曲がとにかく弾きたいです。

DAWにMIDIデータを打ち込んで、Vst PluginよりWAV出力をしたのが下記になります。

難しいのは嫌なので、音数をなるべく少なくすることに力を入れています。

GEDO Mar – La Valse des Coquilles de Pistache (ピスタチオの殻のワルツ)

で、こちらが演奏動画です。
こんな曲でも弾けるとうれしいものです。



こちら下記 2曲はまだ練習中です。
簡単なはずですが、これがなかなか。




以上

バンドネオン? 何すかそれ


「バンドネオン」という楽器についてです。

皆様ハーモニカという楽器をご存知と思われます。
横に長くて、穴が開いていて、穴に口から息を吹き込んで演奏する楽器です。

最近の幼稚園児や小学生は吹いたりするんでしょうか。
筆者は唇が擦れて痛かったのを覚えております。

さて、ハーモニカに息を吹き込んだ際に音波が発生するのは、
リードがある理由で振動するわけです。

リンクを貼ります、これはわかりやすい説明!さすがYAMAHA 様
https://www.yamaha.com/ja/musical_instrument_guide/harmonica/mechanism/mechanism003.html


さて、そのハーモニカを

・口で吹かずに空気入れで穴に吹きこんでリードを鳴らす

・全ての穴に蓋をつけてボタンでOnOffをする

・ハーモニカの中身の部分が板に固定され、並列に配置されている

・全てのボタンがなぜか手元に集合して指が届く位置にある


というシュールな状況をイメージしてください。



で、今イメージされたものと下記画像と比較してなんとか類推してください。

控えおろう!このお方をどなたと心得る。ハーモニカ 様にあらせられるぞ! おっと、あまりピンときませんか
反対側はキーボードです。丸いボタンと長方形状の蓋が細い棒で接続されているのがお分かりいただけるかと思います。
それぞれの蓋の中は先ほどのハーモニカの内部に通じております。

さらに、蛇腹で左右が接続されて両手にそれがある状態……
即ち、それがバンドネオンです。


以上

Webサイトの立ち上げに就いて

皆様、初めまして。GEDO Mar(外道)です。
………..ワシがこのサイトの管理人の外道であーるッ!!

2020年6月、この度Webサイトを立ち上げることとなりました。

といいますのも、パソコンを触っていて昔ほどワクワクすることがなくなりまして、いかんなあと。

スタンドアローンのPC-9821を操作して雑誌の付録CDで遊んでいた頃が幸福のピークだったような気がします。いや、それは気のせいです、気のせいだと思いたい。

今のほうが良いはずですよ。

昨今の情報収集にはスマートフォンは欠かすことはできませんが、パソコンよりスマホばかり触っていてエネルギーが低い状態です。寝っ転がりながら操作できちまいます。かなり便利で強まった状態ですが、ありがたみが少ないです。

全くダメダメな感じです。たるんどる!

イエッサー!軍曹教官、我々パソコン野郎はもう少し気合を入れてパソコンと向き合う必要があります。

だからといって記憶媒体が紙だったり、市松模様のディスプレイだったりは勘弁していただきたいです。(見た目は好きです)


で、このままでは暇過ぎて割と早めに死亡してしまいそうなので、インターネット黎明期(90年代)の個人サイトのような妙なノリのものを作って、好きな情報を収集したり発信したりして楽しみたいと思いこのサイトを立ち上げたというわけです。


内容は筆者がおじいさんになっても楽しく続けられるものが好ましいです。
マ、とりあえず「石の上にも3年」と言いますし、続けてみたいと思います。


私、外道のトピックスは下記を予定しております。
これらを中心にいろんなものにつなげていきたいです。

・バンドネオン関係
自身の演奏動画、お気に入りの奏者紹介、楽器購入方法、譜面作成方法、自作曲(作曲センスは怪しげ) など

・西洋甲冑資料
お気に入りの写真、資料 など紹介

・電子楽器情報
シンセサイザー、VST Plugin、お気に入り奏者の紹介(DJ含む)

・変なゲームプレイ動画
おもしろいYoutube動画、入手先リンク紹介、ゆくゆくは自分のプレイ動画も?


バンドネオン(Bandoneon)は楽器の名称です。
演奏の腕前はまあアレですが、練習が楽しくて仕方がありません。

一方、興味のない事項はこのサイト上で取扱わなくてよいわけですからこんな素晴らしいことはありません。

当方暇人ではありますが、「時間は有限」ですから有効に使いたいです。

共通の興味をお持ちの方が当サイトを閲覧してくださり、関わっていただけましたら幸いであります。

以上

GEDO Mar (外道)