外道です。
皆さん、コロナ君のせいで金余りですね?
こちらの記事でも取り上げましたが、「投資信託」をなどしてはいけません。
証券会社の悪口を少し書いておきますので踏みとどまってください。
・タコ足配当で配当を出していると見せかけて実元本が減っている。(ピンハネ)
・儲かった時の客への配分は実際より少なく、減った時には客に負担させる。(リスクの押し付け)
物欲を満たしましょう物欲を。
こういう時にしか買えないものがあるじゃないですか。
というわけで、かなり唐突ですが
今回は、西洋甲冑入手についてです。
先に申し上げておきます、
防具の購入については何ら問題はありませんが、問題は武器です。
護身用品は外で持ち歩かない場合(家や事務所、店舗、施設などに備えておく場合)は法律的に問題はなく合法です。
スタンガン、催涙スプレー、特殊警棒などは、何かを発射する銃でもなければ刃物でもありませんので、銃刀法にも一切触れません。
使用に際しては正当防衛が認められますが、そんな物騒なことが無いよう祈ります。
ちなみに、銃砲刀剣類所持等取締法によりますと、刃物は刃渡り5.5センチメートル以下でないといけませんので、ロングソードやサーベルの所持は完全にアウトです。模造品ならOKですが、本物と同じ材質(鉄)のものは輸入そのものが不可です。
刃物に関する法律には「銃刀法」と「軽犯罪法」があります。
銃刀法に該当しなくても、軽犯罪法により、場合によっては取締りの対象になります。下記リンクの警視庁のコラムを読みましょう。
警視庁 – 刃物の話
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/drug/hamono/hamono.html
刃渡りが短い「ツールナイフ(十徳ナイフ)」もダメです。
携帯行為そのものは違法になりますので、おおっぴらに持ち歩かないようご注意。
包丁、ナイフ、はさみ等の刃物は、仕事や日常生活を営む上での道具として必要なものであることから、所持禁止にはなっていませんが、理由なく刃物を外に持ち歩くなどして携帯する行為は、人の生命、身体に対する侵害を誘発するおそれが高いので禁止されています。
所持禁止についてですが、道具である斧(おの) や 鉈(なた)、鎌(かま)はセーフです。
柄が長くて,両側に刃が付いている「ダブルアックス」や「バトルアックス」も法律上は道具です。
とはいえ、輸入する際は経産省に申請が必要になります。

いや、バトル(Battle)って書いてありますけど、いいんでしょうか。
さて、これで木でも切りに行きますか。
メイス(Mace)は鈍器なのでセーフです。
しかし、人間最古の武器であるクラブ(棍棒)から進化したメイスは、西洋甲冑を凹ませるほどの恐ろしい威力があります。
人類の歴史は鈍器から始まったといっても過言ではありません!
(周りにたまたま落ちていた石や木の枝だとは思いますが)
刃物じゃないからセーフですが、道具ではないでしょ、これは。

画像の一番右は「スパイクメイス」です。
え、これもセーフなんですか?
メイスの発展型 フレイル(Flail)は取り扱いが難しく、非常に危険です。RPG等のゲームではわりと弱い武器扱いですが、これは危険すぎます。
Wizardry 1ですと、メイスが攻撃力+2、フレイルが+3です。
どう考えてもそんなもんじゃないですよ!

現実では手出し無用です。
筆者は自分にぶつけて怪我をする自信があるので、こんなん触りたくありません。
藤子不二雄Aブラックユーモア短編に「鎖のついた武器」という漫画がありますが、作者はこの武器がお好みだったのでしょうかね。

ウォーハンマー(War Hammer)もセーフです。
「War(ウォー)」とありますが、金槌 = 道具です。
槍(やり、スピア)は刃がついているのでアウト、ハルバード(槍斧)や鎌槍(かまやり)ももちろんアウトです。(レプリカはOK)
日本で本物の日本刀や槍を所持するには,教育委員会に刀剣登録の届け出がされているものでないといけません。日本刀はあくまで美術品としてOKなだけで、本物の西洋剣(スピアやダガー含む)は問答無用で武器の扱いになり、登録できない=アウトです。
しかしなんと、「マグロ切り包丁」は道具なのでセーフのようです。
国内で入手可能です。
よくわからなくなってきました。

刃渡りがほとんど日本刀と変わりませんが、道具としての明確な用途があります。筆者の感覚では理解しがたいですが事実です。
これら武器類を持つと攻撃的になってしまう方やモラルの薄い方は所持をしないようお願いします。真面目に研究をしている方が迷惑します。
さて、本題の防具の話に移ります。
海外の販売サイトの紹介です、ピンキリです。
こちらは不吉な感じがしないのでいいですね。
アーマード・バトルをする方は購入必須です。
甲冑を着ていてもケガする自信があるので筆者は丁重にお断りします。
Dark Knight Armoury
https://www.darkknightarmoury.com/
通常、西洋甲冑は自分の体のサイズを測ってから細かいオーダーをするものですが、eBayやAmazonなんかでよく見る量産タイプの品(インドのWindlass Steelcrafts社などの製品)は大抵ここで買えます。
[ご参考] インド Windlass Steelcrafts社
https://www.windlass.com/
米国からの発送になりますので、送料と関税で意外と高くつくかもしれませんのでご注意。
コスプレ用のSCAおよびLARPもバッチリです。支払いはクレジットカード、Paypal等可。自称「暗黒騎士」の方はここで仕入れましょう。
Master Uley
https://master-uley.com/collections

15年以上のキャリアを持つ、ウクライナの甲冑師です。サイト内に金額が明記してあり安心感があります。
用途に適した鋼の厚みがありますので、アーマード・バトル等のスポーツ用なのか、コスプレ用なのか、お飾り用なのか、本当に実戦向けに耐えうるものが欲しいのか、あらかじめ用途を連絡しましょう。
なんとチタン製アーマもあります。
保管の難しさの問題ありますからね。錆びにくい金属は日本のような気候にはありがたや!
(注意:耐食性があるというだけで、全く錆びないわけではありません)

Titanium set for full contact
Regular price $5,900.00 Tax included.
2021/1/17現在のレートで 612,656円
新品のバンドネオンより安いな、チクショー!
筆者はポチってしまいそうですが、踏みとどまりました。
Gothic Armor (ゴシック式甲冑)はさすがに $15,000でした。
(2021/1/17現在のレートで1,557,600円)
Art of Stell
http://aos.rv.ua/
https://www.facebook.com/aos.rv.ua/

こちらもウクライナの甲冑師です。14〜16世紀のヨーロッパの鎧を製作しています。
オーダーだけでなくStock品を買うこともできますが、ある程度の知識は必要です。
Stock品の値段は残念ながらサイトに記載されておらず、Facebookの方に記載があります。

例えばこの、
Armet (アーメット) +Bevor(首の保護防具)のセットは $1,100(送料別)

こちらの Sallet(サレット) +Bevor(首の保護防具)のセットは
$990(送料別) です。
うーん、なかなかお買い得かと。
仕様にもよりますが、150万円くらい用意すればフルアーマで揃うようです。
鋼のグレードと厚さ、光沢、革の色、装飾など好みがうるさい方は応相談です。このレベルの店から購入するなら現地での計測は必須でしょう。(完成品が着れないなんてことがあったら悲惨です)
Steel Legacy
http://sl-armours.com/en/home.html

2004年にベラルーシの首都ミンスクで設立された甲冑工房です。
西洋甲冑に関する知識が豊富で、自分のこだわりの品が欲しい方はここでオーダーしましょう。なんと、アンティークアーマーの再現品の注文も可能です。

GALLERYには綺麗な写真がいっぱい貼ってあります。サイト内に値段が書いてないので完全受注と思われます。お客さんの注文品の値段を公開できないためです。
金額に天井がないため、こだわりまくるととんでもない値段になります。とくにエッチングの装飾などは高額になりますので別途ご相談が必要です。
なんと、鎧の1つ+複数の物品(兜、小手など)を購入すると、割引率15〜20%。フルアーマセットを購入した場合、割引率は 25〜30%だそうです! 元値の設定が高いのか?
日本の西洋甲冑師 三浦權利 氏 にオーダーするより安いか?
それともかえって高くつくかどうかは知りません。
ちなみに三浦 氏 は療養中とのことです。 (2021年1月現在))
以上