やはり帽子はボルサリーノ!


外道です。

だいぶ涼しくなってきました。
もう少し寒くなったら帽子の出番です!


一口に帽子といっても、
「野球帽」「ベレー帽」「ハンチング帽」など様々な種類の物が存在しますが、筆者がおすすめするのは

創業1857年、イタリア アレッサンドリアの名門老舗
ボルサリーノ」のソフト帽(中折れ帽) です。


Borsalino(ボルサリーノ)日本公式オンラインストア
https://japan.borsalino.com/
日本の公式ページ


帽子と言ってもただ日差しを避けるわけではありません、うさぎの毛を使用した「ラビットファーフェルト」が暖かくて快適です。100年前の古臭い帽子だと思って甘く見てはいけません。

まだ買ってない方はお早めに。
今の時期に買わないとサイズがなくなってしまいます。寒くなってからでは遅いのです。


ソフト帽 上級者はビーバーの毛を使用したタイプも良いかと思います。110,000円!

お、ビキューナ毛を使用した帽子もあるみたいですね、130,000円!

ビキューナあるいはビクーニャ(Vicuna)はラクダ科の動物の中で最高級ウールとなる獣毛を備えています。毛はカシミヤより滑らかで細いです。



ソフト帽は紳士にはかかせないアイテムです。
なんと、これを被っていなければ紳士とみなされない厳しい社交場も世の中には存在します。

有名な愛用者は
マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)や
ジョニー・デップ(英: Johnny Depp)

あとは、

ハンフリー・ボガート(Humphrey Bogart)が有名です。

The Bogart by Borsalino
https://bogart.borsalino.com/
こちらはハンフリー・ボガートに捧げられたスペシャルコレクション特設サイトです。

クラウン(帽子のトップ部分)が高め、リボン幅がワイド(5cm)仕様です。身長が高い方に良さそうです。



ちなみにこのソフト帽、特にタンゴ人の方は必須アイテムです!
ボルサリーノでなくても構いませんが、形だけ真似た1万円弱の安物ではダメです!

ほら、カルロス・ガルデル(Carlos Gardel) 氏も被ってます。
ついでに楽しめる演奏動画も貼っちゃいます。



筆者が好きなバンドネオン奏者
ファン・マグリオ(Juan Félix Maglio (通称:パチョ(Pacho)) 氏も愛用者です。バッチリお召になられております。

音だけですが、おススメを貼っちゃいます。

結局、アルゼンチンタンゴ嫌っておきながら好きなんじゃねえかっ!
いえ、筆者が好きなのは一部だけですセーフ!




さて、サイズに関してですが
これは実店舗で試着した上で確認することをおススメします。
こめかみの高さで一周分測ります。

多少の個体差があるため、通販サイトでカートに入れて買うのは非常に危険です。Amazonリンクありますが貼りません。

状態確認も兼ねて試しに被ってから買いましょう。

三越高島屋などイケてるデパートに行けばボルサリーノのコーナーはあるはずです。

在庫から選べて良いというのもありますが、一番のメリットは店員さんにサイズ調整をしてもらえることです。

帽子の内側にテープを入れて調整するのですが、これはプロに任せることをおススメします。

欲しい色やサイズが無ければ他の店の在庫を回してもらえますのであきらめないでください。



ブリム(帽子のツバ)の長さは好みで選んでください。
背が高い人や女性はワイドプリム(幅 7cm以上)を選んでもスマートに見えるかと思われます。

定番品は「クアリタ・スーペリオーレ(QUALITA SUPERIORE)」系統です。QSと呼ばれます。

このミディアムブリム (幅 約 6㎝)は丁度良いです。

短すぎるブリムの物は取り回しは楽ですが、エレガンスに欠けています。スーツに合わせるとややまぬけです。フォーマルには全く向きません。




銀座トラヤ帽子店
http://www.ginza-toraya.com/


このお店ではチャコールグレーのフェルトにブラックのリボンを合わせた昔のスタイルの物を独自に販売してました。

ボルサリーノ純正品がグレーリボンのものしか用意しておらず、ソフト帽入門当時、筆者はいろんな店を回る羽目になりました。

この組み合わせです。(画像はワイドブリムの物です。)

筆者はこれではなく、どうしても黒いリボンのグレーの帽子が欲しかったのです。

銀座トラヤ帽子店でしか買えなかったのですが、現在はボルサリーノの純正品でブラックリボン仕様が復活したようです。

リボンが黒ければ、黒いスーツにもグレーのスーツにも紺のスーツにも合わせられます。



ここまで読んで興味がある方、
1970年公開の映画「ボルサリーノ(BORSALINO)」もおススメです。
ギャング映画ではありますが、被り方の手本のような映画です。


ボルサリーノ <デジタル・リマスター版> [DVD]

フランスの俳優 ジャン・ポール・ベルモンドアラン・ドロン
ご存じでしょうか。あと、パッケージで分かる通り、出てくる自動車がいちいちカッコいいです。


続編として1974年に公開された「ボルサリーノ(BORSALINO) 2」もあります。

ボルサリーノ2 HDリマスター版 [DVD]



余談ですが、ソフト帽は目深(まぶか)に被るものです。

たまに見かけますが、ブリムを斜めに上げておでこを出すような浅い被り方はみっともないですから気を付けましょう。

あと、室内では帽子は必ず取るように!
即、無礼者とみなされます。紳士を怒らすと怖いですよ。


以上

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