外道です。
中国武漢産コロナ菌諸君の努力の甲斐があり、我々は人が集まる場面では覆面をするという生活になりました。
筆者はマスクは苦しいのでやや嫌げではありますが、口元を隠すのは嫌いではありませんので真面目に装着しております。というか隠さないとモテ過ぎてしまいますから丁度いいですね、ぬはは!
さて、やはり覆面といえば正義のヒーローが連想されます。
その筆頭は「月光仮面」です。
変身や改造人間ではなく変装+覆面である点が魅力です。

ゴテゴテした装備や派手な必殺技ではなく、あくまでも生身のまま成果を上げるのがかっこいいんですよ!
でも、拳銃は弾数無制限のようでバンバン打ちまくります!
筆者が大好きな海外ドラマの「マイアミバイス」や「ナッシュ・ブリッジス」では弾切れしたらリロードしますが、和製ヒーローはお構いなしです!
さて「月光仮面」も良いですが、筆者は「月光仮面」と同じ宣弘社の制作による1960年の「快傑ハリマオ」を強く推したいです。
なんと、これは日本初のカラーテレビ番組なんです。(1話から5話まで試験的にではありますが)
宣弘社 – 快傑ハリマオ
http://www.senkosha.net/sakuhinlist/kaiketsuharimao
「快傑ハリマオ」は私の世代のヒーローではありませんが、10年くらい前に発売されたDVDを試しに購入視聴したところ、かなりおもしろかったので紹介します。(冒頭のマスクの話題からだいぶ逸れますが気にせずに続けます。)
「快傑ハリマオ」は東南アジアの小国・ジャワの独立運動に手を貸す謎の日本人青年、といいますか海軍中尉の大友道夫 こと 通称「ハリマオ」の活躍を描いた作品です。
トレードマークは白いターバンにサングラスです。
主人公 ハリマオのモデルとなったのは、太平洋戦争当時、マレー半島で日本軍に協力した「マレーの虎」こと谷豊です。
第一部の物語の舞台は、白人による圧政が続くインドネシアです。
白人たちはインドネシアの人々を「土民」と呼び、奴隷として拘束した上、ムチでひっぱたきながら強制労働を強います。
これは当時の東南アジアの人々が白人たちにより奴隷として売買されるような存在であったという背景があります。
そんな白人の支配に真っ向から立ち向かい、奴隷解放のために戦う正義の男それがハリマオです。ハリマオの正体は国籍が日本人であること以外一切不明です。
うーん、誰なんだろうか!
もしや日本軍 海軍中尉の大友道夫?

いえ、それ本人が劇中で否定しています、100%あり得ませんね。
あっ、大友道夫の元 恋人 秋江さんも
敵のキャプテンK・Kもハリマオに疑いをかけていますよ!
……ということは、やはり
日本軍 海軍中尉の大友道夫ではないだろうか?
いえいえ、本人がシラを切っている以上なんとも言えません。
仮にそうだとすると、変装前の方がかっこいい気がするのはいかがなものでしょうか。
さて、オープニングの前に毎回「ハリマオとは? マレー語で虎のことである」という問いがあるのですが、筆者は内心ホンマかいなとずーっと疑っておりました。DVDを購入した当時からです。
本日ようやくgoogle翻訳にかけた結果がこちらです。
個人的なモヤモヤが解消しました、これでよく眠れそうです。

オープニングがこちら。1-5話はカラー放映だったようですのでカラー版になります。
奴隷が連行されて鞭でひっぱたかれる
→銃声「バキューン!」
→悪役の持つ拳銃に命中させて弾き飛ばし (ニクイ)
→悪役が英語で「Who there !! (誰だ)」
→ハリマオだ!
→気の毒な皆さん「ハリマオ!ハリマオ!」
筆者このシーンで毎回シビれます!
ただですねえ、DVDを買うとこのシーンは毎回見る羽目になりますからご注意ください。
あと、誠に申し上げにくいのですが撮影ロケは伊豆大島だそうです。
第一部は一切の海外ロケをしておりませんが、やはりプロの仕事は凄いです。完全に南国風の雰囲気を出しています。たまにガードレールが映ったりしますが気のせいです。
オープニング曲はミッチーこと三橋 美智也 氏が歌唱!
なんだか無性に森下仁丹を買って食べたくなってきましたが、気のせいでしょうか。
劇中のやりとりをYoutubeにアップしている方おりますので貼らせていただきます。(→見れなくなりました)
外国人俳優の日本語が基本カタコトなのも個人的にたまりません。
この動画には出てきませんが「私は日本人としてウンヌン」「あの女性は日本人なだけあって決心が固い、やはり侍の子孫でウンヌン」のような日本人であることが非常にハイステータスで誇らしいようなやりとりが頻発します。
こういうのはテレビの前のチビッ子達に地味に効く気がしますが、昨今ではもはや通用しません。1960年当時と比べて世が乱れたか、あるいは正されつつあるのかはさておきです。
劇中の挿入歌である「南十字星の唄」も良いです。
歌謡歌手の近藤 圭子氏が劇中の重要人物として出演しつつ歌唱!
こういう曲をバンドネオンで弾きたいです、狙い中!
一方、こちらはメンコマニアのサイト「めんこの箱」で見つけた角メンコ画像です。渋い!

こちらはAmazonのリンク集です。DVDは安いです!
入門用として最初の一枚を購入して視聴いただくことをお勧めします。
DVD 新品 ¥1,000です。試す価値はあります!
快傑ハリマオ 魔の城篇 Disc1 [DVD] TVH-001
ハマった方は 下記に紹介するBOXセットや、
石森 章太郎 氏の漫画版 快傑ハリマオ(1) (講談社漫画文庫)
も購入してハリマオマニアへの道を突き進みましょう!

快傑ハリマオ 魔の城篇 DVD-BOX TVHB-001
上でも記載した通り、1話~5話がカラー放映です。
筆者はAIの諸君に全編カラー化してもらおうと思っています、待ち遠しいです。

快傑ハリマオ ソロ河の逆襲篇 DVD-BOX TVHB-002

快傑ハリマオ アラフラの真珠篇 DVD-BOX TVHB-003

快傑ハリマオ 南蒙の虎篇 DVD-BOX TVHB-004
快傑ハリマオ DVD-BOX5 第5部 風雲のパゴダ篇
は頑張って探してください。ちなみにHD版はシーズン1のみです。

ベストフィールド創立10周年記念企画 第4弾 甦るヒーローライブラリー 第9集 快傑ハリマオ 第1部 魔の城篇 HDリマスター DVD-BOX
筆者が熱心に視聴しているのはシーズン1だけだったりするのでこれはなかなか良いかもしれません。シーズン2からは若干展開が眠くなります。
ってハリマオファン失格ですな。

快傑ハリマオを追いかけて – 二宮 善宏 (著)
あと、当時の話が書いてあるこの本も面白いです。
全く本件と無関係の余談ですが、iPhone12 Miniへの機種変更はやめます。
自分の記事を執筆したところ、あまり購買意欲がない事が判明したのでiPhone 旧SEで続行します。
iPhone 64とかiPhone128とかiPhone256が出たら前向きに検討します。
完