バンドネオン奏者 パオロ・ルッソ氏 その3

外道です。

前回申し上げた通り、
バンドネオン奏者 パオロ・ルッソ(Paolo Russo)氏は、2020年5月21日から
デンマークのイタリア文化研究所のWebサイトに音楽コラム「GOCCE di MUSICA 2020」を掲載しております。

Paolo氏の音楽の世界を説明した動画コラムで全12話。
これらの動画はPaolo氏のYoutubeにアップされております。

今回は7話~12話を概要とリンクを紹介いたします。
興味ありそうな動画だけでも閲覧してみてください。おもしろいので



EPISODE 07 – Eskar Trio meets Paolo Russo
https://www.youtube.com/watch?v=fojaQWpL204

たまには変拍子を試したくなります。例えば、5/4拍子。
これに2拍子追加すると7/4拍子、これは2+2+3で考えます。
さらに2拍子追加で9/4拍子、2+2+2+3です。

バンドネオンソロの場合、伴奏と「グルーヴ」のサポートの役割を左手側で行い、右側はメロディーを表現し、即興を行い、左手側の音に和音を追加したりすることは非常に自然です。

Paoloは2017年からESKAR TRIO(クラシック音楽を演奏するデンマークのトリオ、ヴァイオリン、チェロ、ピアノからなる)とコラボレーションしています。タンゴからジャズ、即興、新古典主義の回想まで、さまざまなスタイルを試しています。

3:17から Paolo Russo – 「Contradanza」
7/4拍子で作られた曲
(2018年8月にコペンハーゲンのGlyptothequeでの演奏動画)



EPISODE 08 – IMAGINARY SOUNDTRACK (架空のサウンドトラック)
https://www.youtube.com/watch?v=9eNhwWlsW4k

第5回では、ニノロタの音楽がフェリーニの傑作をいかに飾るかを紹介しました。が、今回は映画のないサウンドトラックです。

映画では、音楽は制作の最終段階で追加される要素であり、ほとんどの場合、ストーリーを伝えるイメージに付随する役割で、キャラクターを強調したりします。

ただし、音楽には既にそれだけで優れた表現力があることを忘れてはなりません。音楽は感覚を刺激し、感情を喚起するだけでなく、知性を刺激し、想像力を解き放つことができます。


Paoloは「IMAGINARY SOUNDTRACK」を作曲するとき、このような伝統的な秩序を破壊する試みとして、まず最初に音楽を配置し、それを物語の視点の中心としました。

これにより、リスナーが物語を自由に想像することを可能とするのです。


EPISODE 09 – Lelo Nika
https://www.youtube.com/watch?v=UQ7kd_yTsV8

即興、特にライブパフォーマンス中での即興演奏は、ミュージシャン同士がステージ上で楽器と直接または自発的に、会話のように、またはゲームのように挑発的で遊び心のある方法で対話することが自然です。

これは「相互作用」と呼ばれ、ほとんどテレパシーのコミュニケーション、エネルギー交換、共謀しているような見た目のように構成されます。

レロニカ氏は並外れた才能を持つアコーディオン奏者、作曲家、プロデューサーです。

レロは、わずか4歳でアコーディオンに入門し(想像してみてください!)、その後素晴らしいキャリアを築き、世界中で最も権威のあるステージで演奏するようになりました。

演奏動画ではカルテットで私の曲が本当に素晴らしいリズムセクションで表現されています。

コントラバスはThomas Fonnesbæk氏、ドラムはMarcello Di Leonardo氏。そして私たちの相互作用の自発性による即興演奏だけでなく、アコーディオンとバンドネオンのサウンドのの違いがお分かりいただけるものと思われます。



EPISODE 10 – Wayne Shorter – Footprints (フットプリント)
https://www.youtube.com/watch?v=4JtsVJ2SZfA

Paoloはここ数年の音楽活動の大半をバンドネオンの研究に費やしてきました。その間、数多くのビデオを制作したり、バンドネオンソロ専門の一連のアルバムをリリースしました。


Vol.1は、お気に入りのジャズスタンダードのいくつかの解釈に焦点を当てています。バンドネオンという楽器にとって非常に珍しいレパートリーです。自由に、直感的に、そして自発的に演奏および解釈がされます。

Vol.2は、タンゴ、マズルカ、バルカンからブラジルのリズム、バラードからなる自作曲 10曲。このアルバムのアンソロジーの本も制作しました。ライナーノーツは、偉大なネストル・マルコーニ先生に書いていただきました。

Vol.3も完全に自作曲で構成されており、作曲と即興演奏がミックスされてたもの。デンマークの北のシェールランド(North Zealand)の森の静寂でしばらく過ごすことでインスピレーションを得ています。



EPISODE 11 – PLAYGROUND
https://www.youtube.com/watch?v=bfbZE9forZ8

バンドネオンとピアノを一緒に演奏することは非常に楽しくやりがいのあることですが、各楽器は片手だけしか使えないので演奏の制約があります。ライブパフォーマンスに関してはです。

オーバーダビングとマルチトラックレコーディングを使用することで、同じミュージシャンが2つ以上の楽器の音を同じ曲で演奏できます 。

今回は、2020年夏にリリースされる私の最新のアルバム「PLAYGROUND」の最初の曲 ”Schisseando ”をご紹介します。ピアノとバンドネオン両方の楽器を楽しく演奏しています。



EPISODE 12 – JAZZ TRIO (ジャズトリオ)
https://www.youtube.com/watch?v=7u4aUQuWX74

最終回です。

コントラバスとドラムは、ジャズトリオの2つの基本要素です。
これらはリズムセクションの中枢となるため、ソリストが解釈や即興の際、自由に動きやすいのと同時に、自発的かつ創造的に相互作用(互いに即興演奏)することができます。

ジャズトリオでの演奏中、Paolo氏はピアノとバンドネオンを交互に入れ替えるのが大好きです。今回の演奏動画はバンドネオンとのトリオです。

Antonio Carlos Jobim & Chico Buarque -「Retrato em branco e preto」
(アントニオ・カルロス・ジョビンとシコ・ブアルキの合作「白と黒のポートレート」)



今回も通しで全部見ちまいました。
PaoloさんはJazzだけでなくブラジル音楽かなりお好きのようですね。

また来年もこのビデオコラムやるんでしょうか? 楽しみです。

以上


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